テンセントやアントグループにも、すでに世界モデルがある
同じRedditでは、AIモデルをオープンウェイト(学習済みモデルを誰でも入手して使える形)で公開する傾向が強い中国が、追いついているのかどうかをめぐる書き込みもある。中国のモデルは大きく後れを取っていると主張する投稿者もいるが、正反対の見方を示す投稿者も1人いる。
「テンセントのHunyuan World Model(HY-World 2.0)はもうありますし、かなりいいですよ」と、sachasayanは書いている。
「アントグループ(アリババ系)のLingBot-World(LingBot-World 2.0)も同じくらいの水準です。グーグルはGenieやVeoですごいことをやっていますが、こんなふうに言いたい放題言う前に、ちゃんと調べたほうがいい人もいますね。中国勢は、こういう世界モデルにもうしばらく前から取り組んでいます。動画とロボットに深く入り込んでいるので、世界モデルは研究で優先する分野の1つなんです」。
Genieの初代は2次元のみ、3次元化を経てリアルタイム操作へ
米国のテック系メディアTom's Guide(トムズガイド)でAIを担当する記者のエルトン・ジョーンズが、新しいGenieが生まれるまでの経緯を伝えている。
ジョーンズによると、最初のGenieモデルは2024年2月に登場し、当初は2次元の環境を生成できる程度の性能だった。ジョーンズはこう続ける。「その後、2024年12月にGenie 2が登場し、3次元の世界を生成する能力が加わった。2025年8月ごろにはGenie 3がデビューし、利用者は、操作に応じて変化する2次元と3次元のどちらの世界も、リアルタイムで生成し、手を加えられるようになった」。
手が出なかった企画も実現へ、物語を映像で語る機会が増える
読者のみなさんも、私と同じように、この技術を早く自分の手で試してみたいと思っているのではないだろうか。みなさんは何を作るだろうか。私たちはみな、何を作るのだろうか。そして、これによって映像はどう変わるのだろうか。
クリエイターの中には、遊び心を持ち、ユーモアを武器に新しいものを生み出す人もいれば、真剣にこの技術に飛び込んで稼ぎたいと考える人もいる。要するに、こうした映像ツールによって、これまでは不可能だった、あるいは費用がかかりすぎて手が出なかった多くの企画が、実現できるようになるということだ。私たちは、自分たちの物語を、これまで以上に映像で語るようになるだろう。
今回お伝えするAIの節目として、これはふさわしい話題だと考えた。続報を待ちたい。


