宇宙

2026.11.03 17:00

おうし座南流星群が極大、月と惑星が明けゆく空で魅惑の共演 今週の星空

早朝の空で一列に並んだ月と惑星。上から木星、火星、月、金星。月のやや右下におとめ座のスピカも見える。2015年12月6日、アリゾナ州にて(Alan Dyer /VW PICS/Universal Images Group via Getty Images)

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冬の星座が戻ってくる

日が落ちたら東の方角を眺めて、冬の夜空が本格的に戻ってくる様子を見守ろう。

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おうし座は温かみのあるオレンジ色をした1等星アルデバランと、青白い星々がぎゅっと集まったプレアデス星団(和名:すばる)を伴って昇り、ぎょしゃ座の1等星カペラがその左側に明るく輝く。夜が更ければ、見まがいようもないオリオン座が東の地平線から顔を出す。ほぼ同じ明るさの3つ星が並んだ「ベルト」が目印だ。

2026年11月上旬(東京:午後11時頃)の東の空(Stellarium)
2026年11月上旬(東京:午後11時頃)の東の空(Stellarium)

今週は月が夜半過ぎにならないと昇ってこないため、宵の時間帯は星空観察にうってつけ。街明かりのない暗い場所に行かれるなら、深夜にオリオン座の3つ星の下あたりに淡くぼんやりと光る雲のようなものを探してみてほしい。空が十分に暗ければ、肉眼でもかろうじて見えるはずだ。それが「オリオン大星雲(M42)」である。

オリオン大星雲(M42)。エストニアにて2022年1月6日撮影(Taavi Niittee, CC0, via Wikimedia Commons)
オリオン大星雲(M42)。エストニアにて2022年1月6日撮影(Taavi Niittee, CC0, via Wikimedia Commons)

今週の星座:ふたご座

オリオン座が昇ってくる頃には、その左側にふたご座が見える。カストルとポルックスという2つの明るい恒星が縦に並んでいるので見分けやすい。ギリシャ神話に登場する双子の頭を形づくっている星たちだ。兄弟星の右側には、より暗い星たちが双子の体を描いているが、この部分をたどるには少しばかり慣れが必要かもしれない。

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ふたご座(E. Slawik/NOIRLab/NSF/AURA/M. Zamani)
ふたご座(E. Slawik/NOIRLab/NSF/AURA/M. Zamani)

これから冬に向かって、ふたご座はますます重要な存在になっていく。12月に極大を迎える「ふたご座流星群」の放射点があり、冬の夜空でも有数の星が密集している領域に位置しているからだ。

夜空の今後の見どころ

11月中旬まで、月明かりのない暗い夜空は続き、毎晩少しずつ早く昇ってくる冬の星座を観察する絶好の機会となる。11月17日~18日には「しし座流星群」が見ごろを迎える。流星数はそれほど多くないが、月明かりの条件はよく、晴れていれば明るく速い流星を目撃できる可能性がある。

しし座流星群の流星とシリウス、オリオン座。日本にて撮影(Alpsdake, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons)
しし座流星群の流星とシリウス、オリオン座。日本にて撮影(Alpsdake, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons)

月の後半に入ると、21日に水星が「西方最大離角」となり、普段は太陽のまぶしさに隠れてしまいがちな太陽系最小の惑星を、日の出前のわずかな間だけ東の低空で最も見つけやすくなる。24日は満月だ。月と地球の平均距離よりも地球に近い「スーパームーン」なので、いつもの満月と比べてわずかに大きく、明るく見えるだろう。

(forbes.com原文)

翻訳・編集=荻原藤緒

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