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2026.11.06 13:30

気合と根性を土台に進化 movusが挑むインドネシアの新車サブスク事業

出路貴規(スパークス・アセット・マネジメント)写真左・酒井丈虎(movus technologies)同右

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酒井:前職で、ドライバーになりたくても車をもてない人たちを大勢見てきました。配車アプリが公共交通を担う現地では、ドライバーになれば平均月収の3倍以上を稼げるのに、信用を積む手段がなく、ローン審査の通過率は0.1%以下です。技術を金融機関に提供するだけの従来のやり方では、信用力の低い人たちまで届きません。

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だから私たちは、支払いが滞るリスクも自社で負うことにしました。データで与信を判断し、日本メーカーの新車を提供しています。支払いを終えれば、車はドライバーのものになります。モビリティとファイナンスをかけ合わせて、移動を支えているんです。

出路:そうしてオペレーションを磨き上げ、見送りの課題をおおむねクリアした段階で、酒井さんからあらためて連絡をいただきました。出資後はうちのメンバーがインドネシアを訪れ、movus technologiesの社内イベントにも参加しましたが、酒井さんを中心に、いいチームができていると感じます。

酒井:現場を大切にしてくれて、本当に心強いです。私たちは26年5月、月間利用者4,700万人超を抱える東南アジア最大の配車アプリ、Grabと日本企業として唯一提携し、事業はさらに加速しています。IPOも見据えていますが、あくまで通過点です。インドネシアは50年に日本を抜き、世界4位の経済大国になるといわれています。その成長を取り込み、新興国で日本の偉大な企業に匹敵する会社をつくりたいと思っています。

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出路:当社には「10年一仕事」という言葉があり、長い目で伴走していくつもりです。酒井さんの言う2050年、movusがインドネシアを代表し、世界でも存在感をもつ会社になっていると期待しています。


でみち・たかき◎慶應義塾大学卒業後、野村證券などを経て起業。2007年に現スパークス・グループへ入社。複数の新規事業を立ち上げた後、15年より未上場企業投資部門を統括。現在、スパークス・アセット・マネジメント取締役 次世代成長投資本部長。(写真左)

さかい・たけと◎慶應義塾大学卒業後、Global Mobility Serviceに入社。日本やインドネシアで金融機関や自動車メーカーやディーラーとの提携を実現。その後、ソフトバンクを経て2021年にmovus technologiesを共同創業し、代表取締役CEOを務める。(同右)

文=倉田憲多 写真=平岩 享

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