ともに困難に飛び込んでくれる存在
アーロン・ソーキンが映画『The Social Reckoning』からシェリル・サンドバーグを除外するという決定には、興味深い皮肉がある。何しろ、ソーキン自身がテレビドラマ史上最も印象深い「右腕」の一人を生み出した張本人だからだ。ドラマ『ザ・ホワイトハウス』でチーフ・オブ・スタッフを務めたレオ・マクギャリーは、バートレット大統領と長年の知り合いだった。彼は大統領の野望、価値観、矛盾を理解していた。他の誰も恐れてできないような方法で、大統領に異論を唱えることができた。2人の関係は議論と少なからぬ愛情に満ちていた。バートレットが大統領として真実を告げてくれる誰かを必要としたとき、それを行うのは大抵レオだった。
レオが、トラウマとなる出来事の後遺症に苦しむホワイトハウスの上級補佐官ジョシュ・ライマンと会話する場面で、特に象徴的な瞬間がある。レオはジョシュにある物語を語る。
男が道を歩いていると、深い穴に落ちてしまった。壁が急すぎて這い上がれない。医者が通りかかり、男は助けを求めた。医者は処方箋を書いて穴の中に投げ入れると、そのまま去っていった。聖職者が通りかかり、男は彼にも助けを求めた。聖職者は祈りの言葉を書いて投げ下ろし、歩み去った。最後に、友人が通りかかった。男が声をかけると、友人は穴の中に飛び込んできた。男は信じられない思いだった。これで2人とも出られなくなってしまったからだ。しかし、友人はこう説明した。「僕は前にここへ落ちたことがあるから、抜け出し方を知っているんだ」
リーダーシップの最も過酷な場面が、人前で繰り広げられることはめったにない。皆が帰宅した後の静かなオフィス、早朝のミーティング、そして難題に対する決断が不可能なように思える時間の中で起きるのだ。最終的に1人の肩にかかる責任があり、どんなに優秀なリーダーでさえ前進する道筋が見えなくなる瞬間がある。幸運にも、長年にわたって自分が背負っているものを理解してくれる人物との関係を築けた人々がいる。なぜなら、その人物は責任の一部を共に背負ってきてくれたからだ。
リーダーシップには常に、勇気、判断力、そして未知の領域へと足を踏み入れる覚悟が求められる。進むべき道が不透明なときもあれば、足元が完全に崩れ去ることもある。あなたが困っているときにそれに気づくだけの理解があり、あなたの傍らに降りてきてくれるほど深く気遣ってくれる人物がいるかどうかは、とてつもなく大きな違いを生む。
暗闇から抜け出す道を、ともに歩んでくれる存在がいるかどうかだ。


