6位 コインチェック/2018年1月/5億3400万ドル(約844億円)
何が起きたか:ハッカーがインターネットにつながったウォレットに侵入し、NEM(ネム)を数億枚、外部に送金した。
回収・補償:顧客には補償が行われたが、盗まれた暗号資産の大半は取り戻せていない。
7位 FTX/2022年11月/4億7700万ドル(約754億円)
何が起きたか:FTXが破産を申請した2022年11月11日から翌日にかけて、FTXのウォレットから資金が抜き取られた。2024年には、FTX社員の携帯電話番号を乗っ取る「SIMスワップ」でFTXのアカウントに入るための認証コードを手に入れたとして、米国で3人が起訴された。
回収・補償:少なくとも3150万ドル(約50億円)が凍結された。FTXの顧客には、裁判所が承認した計画に基づき、複数回に分けて返済が進められている。直近では、2026年7月31日に5回目の分配が始まった。
8位 マウントゴックス/2014年2月/4億6000万ドル(約727億円)
何が起きたか:ハッカーが、東京を拠点とする取引所マウントゴックスから、数年にわたってビットコインを抜き取っていた。被害は、2014年にマウントゴックスが経営破綻したことで明るみに出た。
回収・補償:当初は失われたと報告されていたビットコインのうち、約20万BTCはのちに古いウォレットから見つかった。債権者への弁済は現在も続いており、弁済の期限は2027年10月31日まで延長された。
9位 Bitget(ビットゲット)/2026年9月/3億8800万ドル(約613億円)
何が起きたか:ハッカーが、他社製セキュリティツールの欠陥を突いて社内の認証情報を盗み、不正な出金を実行させた。
回収・補償:一部の資金は凍結された。Bitgetは、自己資金で損失を補った。
10位 Wormhole(ワームホール)/2022年2月/3億2400万ドル(約512億円)
何が起きたか:ソフトウェアの欠陥を突いて、ハッカーが本物のイーサリアムを預けないまま、イーサリアムの裏付けがあるとされるトークンを生み出した。
回収・補償:失われたイーサリアムは補填された。盗まれた資産の一部は、のちに英国の裁判所が出した命令に基づいて取り戻された。
出典:各社の発表、Elliptic(エリプティック)、Chainalysis、裁判資料


