レオ14世はこれまでにも様々な選挙に参加
昨年教皇に選出される前にも、レオ14世は2024年の総選挙を含め、米国の複数の本選挙や予備選挙で投票していた。昨年の教皇選出直後には、ニューヨーク・タイムズ紙とCBSニュースがウィル郡の投票記録や民間の有権者データをもとに、レオ14世が2024年の選挙で不在者投票を行っていたと報じている。これらの報道によると、レオ14世は2012年と2016年の大統領選の共和党予備選、および2014年の中間選挙の共和党予備選で投票していた。また、2008年の大統領選の民主党予備選や、2010年の中間選挙の民主党予備選でも投票している。
レオ14世は、ドナルド・トランプ大統領の移民政策や外交政策、とりわけイランとの開戦に踏み切った決定を強く批判してきた人物の1人だ。開戦後、レオ14世は「暴力の連鎖」が「埋めることのできない深い溝」を生み出しかねないと警告した。また、トランプがトゥルース・ソーシャルに投稿した「今夜、1つの文明全体が死に絶えるだろう」というイランへの物議を醸す警告についても非難し、こうした発言は「到底受け入れられない」と述べたうえで、「民間インフラに対するいかなる攻撃も国際法に違反する」と訴えた。
この批判に対し、トランプは異例ともいえる激しいSNS投稿でこれに反撃し、カトリック教会の最高指導者である教皇を「犯罪に対して手ぬるい」「外交政策については最悪だ」と酷評した。さらにトランプは、レオ14世は「(私に)感謝すべきだ」と書き込み、何の根拠も示さないまま、もし自分が大統領でなければ「レオはバチカンにいられなかったはずだ」と主張した。これに対しレオ14世は、「トランプ政権を恐れてはいないし、福音のメッセージを声高に語ることも恐れていない。それこそが、私がここにいる理由だと信じているからだ」と応じている。


