インテルの予想を下回る決算
デル株が下落した背景には、インテルが四半期決算のなかで「PC市場の低迷は少なくとも来年上半期まで続くとみている」と警告したことがある。AIインフラ分野へのシフトを進めているとはいえ、依然として売上高の大部分をPC事業に依存するデルにとってこれは懸念材料となる発言だ。
インテルは今四半期の売上高が市場予想を下回る150億〜160億ドル(約2兆4000億〜2兆5600億円)になるとの見通しを示したことで、30日に株価が29%急落した。また決算発表のなかで、研究開発や製造施設に対して「大規模かつ長期的で、本質的にリスクを伴う投資」を行っていると説明したことも、巨額のAI投資に対する投資対効果を疑問視する投資家の不安を煽った。
さらにインテルは、PCの出荷台数が今年12%減少し、来年もさらに10%減少するとの見通しも示している。これはPCやノートPC、サーバーを製造するデルにとって極めて気がかりな内容だ。インテルのリップ・ブー・タンCEOは出荷減少の理由としてメモリの供給不足と価格の高騰を挙げ、この落ち込みは少なくとも2027年序盤まで続くと予想している。
ハイテク株の売りが2日目に突入するなか、フォーブスの『リアルタイム・ビリオネア・リスト』によると、30日は世界長者番付の上位8人全員の資産が減少した。30日午後の時点で、イーロン・マスクの推定資産額は300億ドル(約4兆8000億円)減の8868億ドル(約142兆円)、ジェフ・ベゾスは27億ドル(約4320億円)減の3616億ドル(約57兆9000億円)、セルゲイ・ブリンは7億940万ドル(約1140億円)減の2165億ドル(約34兆6000億円)となった。また、マーク・ザッカーバーグは6億7000万ドル(約1070億円)減の2139億ドル(約34兆2000億円)、ジェンスン・フアンは65億ドル(約1兆400億円)減の1787億ドル(約28兆6000億円)、ラリー・エリソンは88億ドル(約1兆4100億円)減の1725億ドル(約27兆6000億円)となっている。


