東京での無人タクシーを支えるWaymo、日本交通、GOの役割分担
東京での運行には、地域の交通事情に詳しいことも欠かせない。Waymoは、タクシー事業者の日本交通と、タクシー配車アプリ「GO」を運営するGO株式会社と連携してきた。2025年4月には、訓練を受けた日本交通の乗務員がWaymoの車両を手動運転し、東京都心7区で道路情報の収集を始めた。2026年9月には、日本交通の乗務員が同乗して監督する自動走行試験へと進んでいる。
商用運行に向けた役割も分かれている。Waymoは自動運転技術、運行基盤や車両管理システムを提供する。日本交通は車両の運行管理、営業所の運営、乗客へのサポートを担う。GOは地域のタクシー事業者との連携や、自動運転技術を日本のタクシー事業に組み込むための全体設計、配車アプリを通じたサービス提供を担当する。
3社は2027年中に東京で、一般利用者向けの完全無人タクシーの商用運行を始めることを目指している。乗車の申し込みにはGOとWaymoの両アプリを使えるようにする計画だ。当初は少数の車両で始め、段階的に約100台まで拡大することを目指す。実際のサービス開始時期は、安全性の検証を終え、規制当局から必要な許認可を得た後に決まる。
2027年のbZ4X初期運行と東京の無人タクシー商用化は別計画
トヨタが発表したのは、2027年に日本でbZ4Xの試験・検証を含む初期運行を始める計画だ。自動運転の技術開発に取り組むウーブン・バイ・トヨタによれば、bZ4Xによる商用運行は初期運行の後になる。トヨタの発表が最初の運行場所として示したのは日本国内であり、東京に限定されていない。
これに対し、Waymo、GO、日本交通の3社は、2027年中に東京で一般利用者を乗せる無人タクシーの商用運行開始を目指す。どちらの発表も、2027年1月1日から料金を払って無人運転のトヨタ車に乗れると保証するものではない。東京で段階的に約100台まで増やす計画の車両が、すべてbZ4Xになるとも決まっていない。


