プライバシーポリシー改定、メールの内容も条件付きで広告に使われる
グーグルは、2026年10月16日に発効したプライバシーポリシーで、AIを広告配信に使うことにかかわるGmailの記述を改めた。
改定後のポリシーは、Gmailなどのコンテンツに基づくパーソナライズド広告(利用者の興味や関心に合わせて表示する広告)は表示しないとしている。ただし、ユーザーが「これらのサービスのデータの利用を、パーソナライズド広告をサポートするその他の Google サービスに許可した場合」は、Gmailのコンテンツに基づく広告も表示される。
受信トレイを調べられる懸念、機密データは暗号化されると説明
GmailとAIがかかわる変更で、しかもAIがメールの中をくまなく探るとなれば、控えめに言っても、プライバシーをめぐる懸念がいくらか持ち上がるのは無理もない。リムは「これまでどおり、機密性の高いデータは暗号化され、管理するのは引き続きユーザー自身である」と説明している。
※編注:グーグルの説明では、Gmailのメールはサーバーへの保存時と、データセンター間の通信時に暗号化されている。Chromeについても、グーグルは2025年11月3日に公開した公式ブログで、自動入力で保存する旅券番号や運転免許証番号などを「暗号化で保護する」としている。Chromeのヘルプも、パスワードを端末上で暗号化すると説明している。
読み取りを防ぐには、Chromeの設定で新機能を有効にしない
よい知らせもある。リムの言うユーザー自身による管理とは、AIによる自動入力を有効にするかどうかを選べることだ。
リムは「AIによる自動入力を有効にするかどうかや、何にアクセスさせるかは、Chromeの設定で管理できる」と明らかにしている。新しい機能にGmailを読み取らせたくなければ、AIによる自動入力を有効にしなければよい。
テスト版で試験中、Google フォトも参照先に加わるか
Google フォトの中を探る機能も、近いうちに加わるとみられている。Chromeのテスト版では、すでにGoogle フォトを使う機能が試されているからだ。
ただし、Google フォトがAIによる自動入力の対象に加わるのか、加わるとすればいつなのかを、グーグルはまだ明らかにしていない。


