では、どのように対策を講じるべきなのか。選択肢の1つとなるのが、発作が起きる前から定期的に服用して頻度や痛みを抑える「頭痛予防薬」の活用だ。今回の調査では、頭痛を感じる人の68%がこの予防薬の存在を「知らなかった」と回答しており、まだまだ周知されていないのが現状だ。市川医師は、片頭痛の発作が月に2回以上ある場合や、日常生活に支障が出る頭痛が月に3日以上ある場合は、医療機関で予防療法を含めた相談をすることを勧めている。

受診をスムーズに進めるための準備として、市川医師は頭痛が起きた日や薬を飲んだ日、痛み方、天候などの状況を記録しておくことを推奨している。手帳やメモに記録を残すだけでも、診察時に自身の状態を正確に伝えやすくなる。また、忙しくて通院の時間が取れない場合はオンライン診療の活用も手だが、これまで頭痛で受診した経験がない場合は、まず対面の医療機関で診察や検査を受けることが望ましい。
「たかが頭痛」と軽視して市販薬を飲み続けるのではなく、服薬日数や痛みの変化を冷静に見極め、適切な医療機関への相談を検討することが根本的な解決への近道となるだろう。
出典:患者目線のクリニック「季節の変わり目の頭痛に関する実態調査」より


