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2026.10.30 17:15

新型メルセデスCLA試乗 AIと走る知床400キロの圧倒的静寂

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ウトロに泊まる

知床は、日帰りで訪れる人の多い土地でもある。北海道の統計では、2025年度に斜里町を訪れた人の6割あまりが日帰りで、宿泊客の平均滞在日数もほぼ1泊だった。観光客がその土地に滞在し、地域の魅力を深く味わう。そのためには、宿の存在が欠かせない。

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2日目に泊まった「北こぶし知床 ホテル&リゾート」は、ウトロ港に面する宿だ。1960年に5室の旅館として始まり、館内の改装を重ね、いまは「北のネイチャーリゾート」をうたう。ラウンジの飲み物などが宿泊料金に含まれるオールインクルーシブで、流氷を見渡せるサウナもある。

北こぶし知床 ホテル&リゾートの車寄せ。敷地には電気自動車の充電設備があり、宿泊中に充電を済ませておくことができる。知床自然センターまでは車で約5分。
北こぶし知床 ホテル&リゾートの車寄せ。敷地には電気自動車の充電設備があり、宿泊中に充電を済ませておくことができる。知床自然センターまでは車で約5分。

ビュッフェ形式のレストラン「the LIFE TABLE」では、地元の食材をシェフが目の前で仕上げてくれる。料理人たちは自ら生産者を訪ね、ときには食材を獲り、育てることもするという。網走湖産しじみのクラムチャウダー、鹿肉のラグーソースのパスタを食べた。

北こぶしは「SHIRETOKO FOOD HERITAGE PROJECT」を掲げ、「100年後、食も世界遺産に。」をめざす。地元の食材を生かした料理を通じて、知床の食文化を未来につなごうとしている。
北こぶしは「SHIRETOKO FOOD HERITAGE PROJECT」を掲げ、「100年後、食も世界遺産に。」をめざす。地元の食材を生かした料理を通じて、知床の食文化を未来につなごうとしている。

夕食後、明かりを落としたロビーには、飲み物を手に思い思いに過ごす人たちがいた。その一角に、家具のように大きなJBLのステレオスピーカー「パラゴン」が置かれていた。

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穏やかなジャズが流れている。椅子に座り、音楽の心地よさに動けなくなる。酔いも手伝って、どれだけそこに座っていたのかは定かでない。

写真の奥にあるのがパラゴン。鳴らしていたのは、マッキントッシュのプリアンプとパワーアンプを組み合わせたシステムで、どちらもアメリカの老舗ブランドだ。
写真の奥にあるのがパラゴン。鳴らしていたのは、マッキントッシュのプリアンプとパワーアンプを組み合わせたシステムで、どちらもアメリカの老舗ブランドだ。
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文=青山 鼓 写真= 安井 宏充

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