こうした背景から、マナーのあり方そのものに対する生活者の葛藤もうかがえる。回答者の57.5%が「見直した方がよいマナーが多い」と感じている。しかし、そうした見直しが必要だと答えた層であっても、72.9%が「これからもマナーを守るべき」、72.7%が「多少非効率でもマナーは守るべき」と回答。ルールを単に撤廃したいわけではなく、必要性は認めつつも形骸化した部分を整えたいという心情が働いているようだ。


さらに全体の82.0%が「マナーは一律に守るのではなく、その目的や周囲との関係性を踏まえ、場面に応じて判断することが大切」と回答している。誰もが心地よく過ごすための所作であるはずのものが、ただの同調圧力や負担になっては本末転倒。ルールに縛られすぎることなく、その場や相手に応じた柔軟な思いやりを発揮できるかどうかが、これからの人付き合いや暮らしやすさを左右する鍵となりそうだ。

出典:ロッテ「令和のマナーに関する意識調査」より


