サイエンス

2026.10.31 11:30

反抗的なオランウータン? 思わず笑う野生動物写真アワード2026最終候補18作品

「反抗的なオランウータン(Orangutan with Attitude)」: 消えゆくボルネオ島の熱帯雨林で、1頭のオランウータンが食後に中指を立てた。私たち人間を落ち着かない気持ちにさせる、私たち自身の投影なのか。はたまた、単に食事がまずくて不満なのか。 ©Tanner Mansell / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026

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「自然の窓(Nature's Window)」 撮影地:英国スタッフォードシャー、ストーク=オン=トレント ©Lee Frost / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026
「自然の窓(Nature's Window)」 撮影地:英国スタッフォードシャー、ストーク=オン=トレント ©Lee Frost / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026

「5月の朝6時、1日の準備をする昆虫たちの撮影を終えて、家に帰ろうとしていた時だった」と、リー・フロストは話す。「眠そうなルリイトトンボが、ゆっくりと葉っぱを登ってきて、開いていた窓から顔をのぞかせた。シャッターを押した瞬間には、陽気に手も振ってくれた」

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「寝過ごしちゃった?(Did I sleep past my alarm?)」 撮影地:キュラソー ©Fabi Fregonesi / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026
「寝過ごしちゃった?(Did I sleep past my alarm?)」 撮影地:キュラソー ©Fabi Fregonesi / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026

突然目が覚め、あと5分で始業時間だと悟って完全なパニックに陥ったことはないだろうか。このおどけた表情の裏側には、水中で粘り強く待ち続けた忍耐の物語がある。このギンポ(小型の海水魚)の写真は、サンゴにカモフラージュした小さな管のなかに隠れていて、餌を食べるためにほんの一瞬、口を開けた時の1枚だ。

「怒る小鳥(Angry Bird)」 撮影地:ドイツ・ヘルゴラント島 ©Jan Wittmer / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026
「怒る小鳥(Angry Bird)」 撮影地:ドイツ・ヘルゴラント島 ©Jan Wittmer / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026

ヘルゴラント島に撮影旅行に出かけた際、ヤン・ヴィットマーはこのキクイタダキを初めて目にし、「一目ぼれ」した。

キクイタダキは、欧州に生息する最も小さな鳥で、餌を求めて地面を歩き回っていた。ヴィットマーは地面にカメラを据え、どきどきしながら、この小鳥が絶えず行ったり来たりしている様子を観察していた。すると思いがけず、小鳥がぴたっと立ち止まり、カメラをまっすぐに見つめた。その一瞬をとらえたのがこの写真だ。

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「ブラインドデートの相手のプロフィル写真が偽物だと気づいた瞬間(When you spot your blind date and realize the profile pic was a lie)」 撮影地:南アフリカ共和国・アドゥー・エレファント国立公園 ©Cliff Fawcett / Comedy Wildlife Photography Awards 2026
「初対面のデート相手のプロフィール写真が別人と気づいた瞬間(When you spot your blind date and realize the profile pic was a lie)」 撮影地:南アフリカ共和国・アドゥー・エレファント国立公園 ©Cliff Fawcett / Comedy Wildlife Photography Awards 2026

南アフリカ共和国のアドゥー・エレファント国立公園で暮らすこの雄のゾウは、絶対的な自信を胸に、群れの方へとゆっくり近づいていった。ところが、あと20ヤード(約18m)というところで、鼻をひょいと持ち上げて目に当て、身を隠すと、ゆっくりと、しかしぎこちなくUターンした。

そんなつもりはなかったのだろうが、鼻先を目に当てた時には、小さな子どものような心理が働いたように見える。「僕には君が見えないんだから、君にも僕は見えないはず」と。

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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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