サイエンス

2026.10.31 11:30

反抗的なオランウータン? 思わず笑う野生動物写真アワード2026最終候補18作品

「反抗的なオランウータン(Orangutan with Attitude)」: 消えゆくボルネオ島の熱帯雨林で、1頭のオランウータンが食後に中指を立てた。私たち人間を落ち着かない気持ちにさせる、私たち自身の投影なのか。はたまた、単に食事がまずくて不満なのか。 ©Tanner Mansell / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026

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「頭が魚になった鳥(Fish-headed bird)」 撮影地:コスタリカ・ロスチレス地区のフリオ川 © Eigil B. Jensen / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026
「頭が魚になった鳥(Fish-headed bird)」 撮影地:コスタリカ・ロスチレス地区のフリオ川 ©Eigil B. Jensen / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026

このアメリカヘビウは、お昼ごはんを探しているうちに、くちばしで魚を突き刺してしまい、それを外そうともがいて、コミカルな動きを繰り返していた。コスタリカのロスチレス地区を流れるフリオ川でボートツアーに参加した時の1枚だ。

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ヘビウ(蛇鵜)という名前は、長くて曲がった首と頭を水から出して泳ぐ姿に由来する。魚を捕まえる時は、細長く尖ったくちばしで水中の獲物を突き刺す。ただし、魚をくちばしから外さなければ飲み込めないのが難点だ。

「セクシーなカマキリ(Sexy mantis)」 撮影地:ペルー・クスコ、カマンティ地区 ©Diego Perez / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026
「セクシーなカマキリ(Sexy mantis)」 撮影地:ペルー・クスコ、カマンティ地区 ©Diego Perez / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026

ペルーのクスコで夜の散歩を楽しんでいると、小さな緑色のカマキリが葉っぱの向こうに顔を見せた。

撮影したディエゴ・ペレスは、「どういうわけか、この写真を見たほとんどの人がすぐさま笑い出すので、応募を決めた」と話す。「一見すると、日光浴をしているようにも見えるし、色っぽいポーズをとっているようにも見える。でも、これはちょっとした目の錯覚だ。カマキリの下半身が葉の陰に隠れていて、その立派な前足が、人間の2本の脚のように見えている」

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この写真を撮影したのは、クスコのカマンティ地区にあるボスケス・デル・アラサという森林地帯だ。国内有数の雨量を誇るが、金の違法採掘によって危機が日増しに深刻化している地区でもある。カマキリは、迫り来る脅威から守ってもらうことを望んでいる。

「空っぽのバスタブ(Out of water)」 撮影地:ベトナム ©Thong Vu Duy⁠ / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026
「空っぽのバスタブ(Out of water)」 撮影地:ベトナム ©Thong Vu Duy⁠ / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026

柔らかな日差しが降り注ぐ午後。小柄なタイヨウチョウ(スズメ目の小鳥)が、足取りも軽く、森の中にある高級スパに向かった。遠くの方に「自然のバスタブ」を見つけると、冷たい水と甘い蜜で満たされた真っ赤なバナナの花に舞い降りた。

まずは蜜を堪能してから、バスタブに飛び込み、冷たい水を全身に浴びせかけてリフレッシュ。小さなくちばしで、羽毛1本1本を丁寧に毛づくろいし、埃を取り払う。

それから、バスタブの縁に飛び乗って花の蜜を再び味わい、陽気な声で歌うことも忘れなかった。

毛づくろいのルーティンを繰り返そうとバスタブにまた飛び込んだが、もう水は残っていなかった。バスタブは空っぽで、5つ星高級スパでのお楽しみは終わりを告げた。

「海のギャング集団(Sea Gangsters)」 撮影地:ノルウェー・スヴァールバル諸島沖のモフェン島 ©Marek Jackowski / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026
「海のギャング集団(Sea Gangsters)」 撮影地:ノルウェー・スヴァールバル諸島沖のモフェン島 ©Marek Jackowski / Nikon Comedy Wildlife Photography Awards 2026

セイウチは、実に社会的な動物だ。しばしば大勢で体を寄せ合い、ごろごろしながら暖を取り、噂話に花を咲かせている。

「スヴァールバル諸島沖のモフェン島で浜辺に座り、北極圏の雄大な日の出を楽しんでいた時、地元のギャング集団がこちらに向かって来た」と、マレク・ジャコフスキーは振り返る。「8頭のセイウチがどこからともなく泳いできて、私を調べ始めたのだ。ひげでスキャンする様子は、人間の保安係員みたいだった」

「北極式の検査を10分ほどかけて徹底的に行うと、泳いで去っていった。8頭が、海のギャングさながら一気に現れた瞬間を、何とか撮影した」

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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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