北米

2026.10.27 12:30

習近平が米国の若者10万人を中国に招待 留学生はコロナ禍前から回復せず

北京の故宮博物院を訪れた米アイオワ州の中学生や教員の一行。2024年6月11日撮影(Jiang Qiming/China News Service/VCG via Getty Images)

中国は当初の目標を前倒しで達成したと主張

習は2023年11月にサンフランシスコを訪問した際、5年間で米国の若者5万人を中国に招く新たな事業を打ち出していた。今回発表したのはそれを拡大するものになる。

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習は今年5月、この事業を通じてすでに5万人を超える米国の若者が中国を訪れたと述べ、目標を数年前倒しで達成したとした。ただし、この数字には短期の文化訪問から教育プログラムまで、小学生や中学生、大学生を対象とした幅広い活動の参加者が含まれる。したがって、単位取得を目的に中国に留学する米国人学生の数と直接比較することはできない。

たしかに、短期間の訪問でも米国人が中国を知るきっかけにはなるかもしれない。しかし、それが1学期や1年間の留学、あるいは学位取得のためのもっと長期の留学につながるかどうかは不透明だ。

教育交流の実質的な成果とは

2009年、当時のバラク・オバマ米大統領は、4年間で米国人学生10万人を中国に送るという目標を発表した。翌年、当時のヒラリー・クリントン米国務長官が北京訪問に際し、「100,000ストロング」と呼ばれるイニシアチブを正式に始動させた。

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習の事業と同様、オバマ政権の取り組みも従来型の大学留学だけを対象としたものではなかった。高校生や大学生の留学機会に加え、より短期間の教育プログラムも含まれていた。

ここで問われるのは、何をもって有意義な成果と見なすべきかだ。米国の若者10万人を中国に招くのと、彼らが中国語を学んだり、さらに留学したり、中国への関心を長期にわたって持ち続けたりするように促すのは別のことだ。

結局のところ、習の事業がどのような影響をもたらすかは、中国を訪れる米国人の数自体よりも、彼らがその経験から何を得て帰るか次第かもしれない。そうした若い米国人が中国との間に築くつながりを通じた外交関係修復こそ、この事業の成果を測る実質的な尺度になる可能性がある。

(forbes.com 原文)

翻訳・編集=江戸伸禎

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