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欧州

2026.10.27 07:30

「人型戦闘ロボット」が登場する日は想像よりも近いかもしれない

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ウクライナの戦場では、すでに無人車両(UGV)という別の軍用ロボットがよく見かける存在になっている。車輪か無限軌道(キャタピラ)を備えたこの地上ロボットは、物資を輸送したり負傷者を搬送したりしている。自爆攻撃用の爆薬を積むこともあれば、人間が遠隔から操作する機関銃塔を備えることもある。ではなぜ人型ロボットが必要なのか?

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「装輪式や装軌式よりも汎用性の高い設計だからです」というのがパタクの答えだ。

二足歩行の人型ロボットはほとんどの場所に行ける。UGVは道から外れると立ち往生したり、転倒したりするおそれがある。それに対して二足歩行ロボットは、起伏の激しい地形を越え、泥や雪の中を進むこともできる。ファントムも時には転倒するが、UGVと違い、自力で起き上がって再び進むことができる。現時点ではどこへでも行けるわけではないものの、行動できる範囲は着実に広がってきている。

「近いうちに、かなりの急斜面でロボットを実演する予定です。山登りのようなものです」とパタクは話す。

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米軍が人型ロボットの当初の任務として関心を寄せているのは、偵察や物資の取り扱いだ。偵察任務には、市街地を移動し、階段を上り下りしたりドアを通り抜けたりすることも含まれる。こうした行動は、既存のUGVにはほぼ不可能だ。パタクによれば、同社のロボットは必要とされる技能の多くをすでに習得しており、1年半以内に十分に任務を遂行できるようになるという。

人型ロボットの機動性が急速に向上していることは、ほかの事例からもわかる。最近の成果としては、中国で人型ロボットが100m走やハーフマラソンで人間の最速記録を上回ったことなどが挙げられる。

2010年代初め、人型ロボットの稼働時間は通常1時間以下だった。パタクはファントムについて「作業の負荷にもよりますが4~6時間は稼働できます。どんな作戦であっても、通常はこれだけ動けば十分です」と説明する。

ファントムの充電時間は30~45分ほどなので、ロボット部隊のうち同時に充電中になるのはせいぜい数体で済むという。

物資の取り扱い任務には、トラックへの積み込みや荷下ろしといった作業が含まれる。こうした作業は兵士にとって重労働であり、時間もかかる。機械に任せれば、人間はより高度な知的能力を必要とする任務に専念できる。また、物資の取り扱いは、爆発物の設置や不発弾の処理のような危険な作業のこともある。こうした作業には高度な器用さが求められる。パタクによれば、ファントムには2027年初頭に人間並みに器用な手が装着される予定だという。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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