【重要】復旧のご報告セキュリティ対策に伴うメンテナンスおよび会員機能の一時停止について

マーケット

2026.10.24 08:00

銀価格が「年初来安値」に、原油高で金も約3カ月ぶりの安値圏

Jonathan Raa/NurPhoto via Getty Images

北海ブレント原油先物は115ドルを突破

23日早朝の原油相場は続伸し、北海ブレント原油先物は約2%高の115ドルと約5カ月ぶりの高値をつけた。イランが支援するイエメンの武装組織フーシ派がサウジアラビアへの攻撃を激化させており、同国をめぐる緊張が高まっていることが背景にある。今週はサウジアラビアの空港に対するフーシ派の攻撃で少なくとも2人が死亡したほか、フーシ派は首都リヤドの国防省やヤンブーの石油施設も標的にしたと主張している。一連の攻撃を受け、米国はサウジアラビアから外交官を退避させ、国営石油会社のサウジアラムコは従業員にリモートワークを指示した。

advertisement

一方、米連邦準備制度理事会(FRB)が次回の会合で利上げに踏み切る可能性は低そうだ。一般的に金利の上昇は貴金属価格の下押し圧力となるが、CMEグループのFedWatchツールによると、10月下旬の会合で利上げが実施されるとの予測確率は現在9.4%にとどまる。

利上げの織り込み度合いはここ数週間で大きく変動しており、今月初めに米労働統計局が発表したデータで9月のインフレ高止まりが示された際には、利上げの予測確率が一時50%を超えていた。ハンセンは今月初め、FRBの会合が米中間選挙の直前に開かれることや「金融政策をめぐる政治的な敏感さ」を踏まえると、10月の利上げは「大きな議論を呼ぶことになる」と述べていた。ただし、12月の会合での利上げ確率は高まっており、FedWatchツールでは約80%の確率で利上げが見込まれている。

金と銀、今年1月につけた史上最高値を大きく下回る

金と銀の価格は今年1月につけた史上最高値を大きく下回っている。現在の銀価格は120ドル超の最高値から50%以上下落し、金価格も今年初めに記録した5600ドルのピークから大きく後退した。金と銀は2025年後半から2026年初頭にかけて、米国の利下げ、ハイテク産業からの需要、国際情勢の緊迫化などを追い風に、数カ月間にわたる歴史的な上昇相場を見せていた。

advertisement

しかし、ドナルド・トランプ大統領が次期FRB議長に金融政策においてタカ派と目されるケビン・ウォーシュを指名したことをきっかけに価格は急落。その後もイラン紛争によって原油価格が急騰するにつれ、下落基調が続いている。

(forbes.com原文)

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事