一方で、AIからの認知度で最高評価を獲得した企業群には特徴が見られた。そうした企業は、AIに認知されていない企業と比較して、ニュース参照数の中央値が約4.1倍に達していたという。Web上における一次情報の発信量や、信頼できる報道機関による客観的なメディアに多く露出していることが、AIの回答生成に直接的な影響を及ぼしているようだ。

では、これからの時代、AIにはどのような企業が選ばれるのか。単に社内ノウハウを蓄積しているだけ、あるいは狭い業界内での知名度にとどまる企業は、AIの学習モデルやリアルタイム検索の網から容易に取り残される。選ばれる企業となる条件は、自社の強みや取り組みをWeb上で正確なテキスト情報としてオープンに発信し続け、さらに第三者メディアや業界ニュースなど客観的な文脈で語られる実績を積み重ねていくことだ。アルゴリズムが評価する「言及の信頼性」と「情報の一貫性」を確立できている企業こそが、AI時代における選定競争の土俵に立ち続けることになるかもしれない。
出典:COOD「生成AI非指名検索 実態調査(2026年2月-10月)」より


