RMがアート作品を見るときに考えるのは、心が動かされる作品か、そのアーティストとその作品は私たちに何かを訴えかけているか、という2つの点だ。だが、人々がどのようにアート(そしてメディア)を鑑賞しているかついては、より現実的な見方をしている。
「あらゆるものが猛スピードで消費されていく時代」に生きる私たちにとって、「現在の方が、より共感を持たれるようになった過去のアーティストたちもいる」という。
ずっと以前から、「別の場所、時代、境界線、背景がすべて混ざり合い、調和したところを見てみたいと強く願ってきた」RMは、思慮深い言葉の数々でも知られる。だが、この展覧会に出品した150点近い作品のすべてに「100字以内での説明文」を付けることは、「あまり練習したことがなく、とても難しかった」と明かす。
それでも、多忙な中で時間をつくり、出展する作品を選び、それらの配置や額装にまで関わった。それは、この展覧会を可能な限り「面白くて新しい」ものにしたかったためだ。
RMは最高の「フック」
SFMOMAのディレクター、クリストファー・ベッドフォードはRMについて、この共同企画展に「全力を尽くしてくれた真のアーティスト」だと語っている。
「まさに最初から最後まで、キュレーターとしての役割を果たしてくれました。本当に素晴らしいことです」
展覧会では、作品は「Blue Water」「Friendscape」「Home」「Photo Buddha」「People」「Passion」「‘I don’t know, but I like it」「Umber」のセクションに分けて展示されている。紹介されているのは、キム・ファンギ(金煥基)、チャン・ウクジン(張旭鎮)、キム・ユンシン(金允信)、クォン・ジンギュ(権鎮圭)、クォン・オクヨン(権玉淵)、パク・レヒョン(朴崍賢)、ト・サンボン(都相鳳)、ユン・ヒョングン(尹亨根)といった韓国の主要な近現代アーティストたちの作品だ。
また、世界的に知られる現代アーティストたちの作品や、ドナルド・ジャッド、イヴ・クライン、アグネス・マーティン、アンリ・マティス、ジョージア・オキーフ、ナム・ジュン・パイク、マーク・ロスコなど、SFMOMAの所蔵作品も展示されている。さらに、展示からはRMの「ポケモンやアニメへの愛」もうかがい知ることができる。
韓国語と英語で提供されている音声ガイドのナレーションは、RMが担当した。中には翻訳することができない表現もあり、それぞれの言語で説明の内容は異なっている。また、各セクションには、RMが書いた文も展示されている。


