米国時間2026年10月14日、スペースXの最高経営責任者(CEO)イーロン・マスクは、軍用の「スターシールド」の利用制限は米軍が決めると述べた。スターシールドは同社の衛星インターネットサービス「スターリンク」の軍用版で、最終的な決定権はドナルド・トランプ大統領にあるという。10月13日にはウクライナ当局者が、新たな制限で前線のドローン任務に支障が出ていると訴えており、米国とウクライナの間では緊張が高まっている。
マスク、スターシールドの制限を米軍が決めトランプが最終判断すると説明
マスクは、ウクライナのミハイロ・フェードロフ前国防相(元デジタル変革相)がスターシールドの新たな速度制限について書いた投稿にXで返信した。その返信で商用のスターリンクと軍用のスターシールドを区別し、後者は「米政府が所有し、管理している」と説明した。
フェードロフはXへの投稿で、時速約161キロ(100マイル)以下で飛行するドローンのスターリンク接続が回復しつつあると述べた。ただし、スターシールドの速度制限を完全に撤廃することが「ウクライナの防衛に不可欠だ」と強調した。
マスクは、ウクライナ軍が利用するスターシールドの速度や用途に関する制限は「米軍、最終的には米大統領が決める」と述べた。世界一の富豪でもあるマスクは、スターリンクについては「スペースXが所有し、管理する商用サービス」だと述べ、スターシールドとの違いを強調した。
マスクはさらに、スターリンクを利用できるのは「民間または防御目的の活動」に限られ、「攻撃的な軍事行動」には使えないと述べた。商用サービスを提供する企業が、攻撃目的の軍事行動を支援するのは「不適切」だと説明した。



