世界的な借り入れコストの上昇、フランスの債務不安がビットコイン市場の焦点に
IMFが財政再建を求めた時点で、米国を含む世界各国の借り入れコストは2000年前後以来の最高水準に達していた。フランスは、本格的な政府債務危機に最も近づいていた。
ヘイズは米国の金利政策よりフランスの財政問題を重視
暗号資産市場で注目されるトレーダー、アーサー・ヘイズはポッドキャスト「The Rollup」に出演した。ビットコイン価格の短期的な動きに対して、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策はさほど重要ではないと主張した。「結局、最優先で注視すべきはフランスだ」と述べた。
ヘイズは「短期的に通貨供給の拡大を促す材料はフランスだ。他の材料といえば、FRBが0.25ポイント利上げするかもしれないし、しないかもしれないという程度だ。ビットコインを直ちに12万5000ドルまで押し上げる上では、ほとんど重要ではない」と語った。
米国の政府債務は約6320兆円を突破、投資家はドルの将来を疑問視
富豪投資家のレイ・ダリオとスタンレー・ドラッケンミラーは近年、膨張を続ける米国の政府債務に警鐘を鳴らしてきた。米国の政府債務残高は直近で40兆ドル(約6320兆円)を超えた。
ドラッケンミラーは50年後のドルの基軸通貨としての地位を疑う
ドラッケンミラーは2026年3月、「我々はドルを破壊するために、できることをすべてやっている」と述べた。念頭にあったのは、拡大する米国の財政赤字とみられる。ドラッケンミラーは以前、財政赤字を「債務爆弾」と表現した。
ドラッケンミラーはドルについて「おそらく私より長く存続するだろう。だが、50年後も世界の基軸通貨であり続けるとは思わない」と述べた。ドルに代わる基軸通貨が何になるかは分からないとしながらも、「私が嫌っている何らかの暗号資産」になる可能性に触れた。2021年に初めて示した予測を繰り返した形だ。
ダリオは法定通貨の下落と金の値上がりを警告
ダリオも、米ドルが崩壊寸前にあると繰り返し警告してきた。2026年5月には「歴史を振り返れば、こうした時期にはすべての法定通貨が下落し、金(ゴールド)が上昇している」と述べた。さらに、金は現在「中央銀行が保有する準備資産の中で2番目に大きい」と指摘した。
ダリオは経済が「危機と崩壊」に向かっているかと問われ、将来の「金融危機では支出に回せる資金が極めて限られるようになる」と述べた。さらに「どの法定通貨も、資産価値を守る有効な手段にはならないと思う」と語った。


