サイエンス

2026.10.14 17:00

野鳥のリアルな瞬間を捉えた写真コンテスト、厳選の15作品

「コミミズクと目が合った(Eye-to-Eye with a Short-Eared Owl)」:「飛翔する鳥」部門金賞。撮影地:カナダ・ブリティッシュコロンビア州を流れるフレイザー川デルタの塩性湿地 Ivan Sjögren, Sweden - Bird Photographer Of The Year 2026

「小さなダンサー(Tiny Dancer)」

「小さなダンサー(Tiny Dancer)」:最優秀ポートレート部門銅賞。撮影地:インドネシア・西パプア州 David Stowe, Australia - Bird Photographer Of The Year 2026
「小さなダンサー(Tiny Dancer)」:最優秀ポートレート部門銅賞。撮影地:インドネシア・西パプア州 David Stowe, Australia - Bird Photographer Of The Year 2026

西パプア州の暗い熱帯雨林で、雄のカンザシフウチョウが、雌の気を引こうとして華やかに踊っている。

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「ダチョウと地平線(An Ostrich Horizon)」

「ダチョウと地平線(An Ostrich Horizon)」:モノクロ写真部門金賞。撮影地:ケニア・アンボセリ国立公園 Rahul Sachdev, India - Bird Photographer Of The Year 2026
「ダチョウと地平線(An Ostrich Horizon)」:モノクロ写真部門金賞。撮影地:ケニア・アンボセリ国立公園 Rahul Sachdev, India - Bird Photographer Of The Year 2026

ケニア・アンボセリ国立公園で、1羽のダチョウが干上がった湖底に向かって歩いていく。モノクロで捉えられた荒涼とした風景が、砂埃と熱気のなかを行くダチョウの孤独な歩みを際立たせている。

「グラスツリー(Grass Tree)」

「グラスツリー(Grass Tree)」:モノクロ写真部門銀賞。撮影地:オーストラリア・クイーンズランド州 Raoul Slater, Australia - Bird Photographer Of The Year 2026
「グラスツリー(Grass Tree)」:モノクロ写真部門銀賞。撮影地:オーストラリア・クイーンズランド州 Raoul Slater, Australia - Bird Photographer Of The Year 2026

「近所の家の門には、ススキノキとも呼ばれるグラスツリーが生えている」とラウール・スレイツは話す。「オーストラリア固有の成長の遅い多肉植物であり、30種ほどが存在する。見事な花穂をつけ、滴るほどの花蜜があるので、このワトルバード(ミツスイ科)のような鳥や蝶、在来種のミツバチが集まってくる」

「このグラスツリーの写真を撮り始めて10年くらい経つが、花穂が2つ以上ついたことはなかった。今年は雨が多かったので、花穂が5つもついて、きれいに並んだ」。

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「魚獲りができない(Not a Good Day Fishing)」

「魚獲りができない(Not a Good Day Fishing)」:「保護:単写真」部門金賞。撮影地:米国・ニュージャージー州ウォーレン郡 Kent Stuart, U.S. - Bird Photographer Of The Year 2026
「魚獲りができない(Not a Good Day Fishing)」:「保護:単写真」部門金賞。撮影地:米国・ニュージャージー州ウォーレン郡 Kent Stuart, U.S. - Bird Photographer Of The Year 2026

この写真は、ニュージャージー州ウォーレン郡にある沼で撮影された。「アメリカオシやイソシギ、フタオビチドリなどを撮影しようとしていた時、このオオアオサギが飛んできて、私のすぐ横に着地した。そのくちばしには、釣り糸と浮きが絡まっていた」とケント・スチュアートは説明した。「あまりにも近すぎて、頭のアップしか写せなかった」。

「太陽のダンス(Sundance)」

「太陽のダンス(Sundance)」:創造的な視点部門金賞。撮影地:ノルウェー・オスロ Åsmund Keilen, Norway - Bird Photographer Of The Year 2026
「太陽のダンス(Sundance)」:創造的な視点部門金賞。撮影地:ノルウェー・オスロ Åsmund Keilen, Norway - Bird Photographer Of The Year 2026

「うだるような夏の日だった」とアズムンド・ケイレンは振り返る。「空を切るように飛んでいたヨーロッパアマツバメが、私の青い車のつやつやしたルーフに映り込んでいるところを、カメラの多重露光で撮影した。構図の中央で太陽が燃え、熱と輝きを放っている。その一方で、空中を飛んできたカバノキの種が反射面に散らばって、アマツバメの動きに呼応する儚い群れのようだ。空、光、動きが混ざり合って揺らぐ構図をつくり上げた結果、ありふれた車の表面は一転して、軽やかで、動きがあり、生き生きとした真夏のエネルギーが感じられる舞台になった」

次ページ > 「別の自分(Alter Ego)」

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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