この結果から失敗許容度指数を計算すると、個人は58.4点、環境は69.4点、社会は35.2点。総合で54.3点となった。他国のデータが示されていないので、この数値だけで判断するのは難しいが、一般的に50点台は高得点とは言えない。というより、この結果は日本に住む人間として肌感覚で納得がいく。

失敗を恐れて挑戦をあきらめる人が60%というのは、なんとも寂しい数字だ。SFJの公式ホームページには、起業活動が国家経済におよぼす影響について調査する国際プロジェクト「グローバル・アントルプレナーシップ・モニター」のデータとして、起業を考える人の54〜55%が失敗への恐怖が起業を妨げると答え、さらにOECDの調査で、失敗を恐れる人の割合が日本は加盟国中2位という結果が示されている。
そんな社会になってしまった原因をSFJは、成功体験ばかりを重視する学習環境により、「最初から成功しなければならないという誤解」が広がっているためだと指摘。また、「失敗を報告しにくい環境では問題が隠され、組織の成長を阻害してしまう」、さらに「何が失敗だったのかがわからない、認められないことが多く、改善や学習の機会を逃す」とも話している。
失敗者に対して「謝罪しろ」と日本社会はパワハラ状態に陥る。そういう意味では、日本の社会は未成熟だ。SFJは「失敗を認める力」を持つことで、個人も組織も成長のスピードを上げられると主張し、数々の活動を行っている。
出典:ステップフォワードジャパン 『失敗白書2026』を「失敗の日」に公表 身のまわりで失敗した人が責められないと答えた人は70%、日本社会は失敗に寛容と答えた人は27%
失敗に関する意識調査 結果報告


