本記事は、フォーブスによる「2026年版インド長者番付」報道の一部である。全リストはこちら。
クリシュナ・チブクラは、バンガロールに拠点を置くIndo-MIMの株式78%を保有し、44億ドル(約6960億円)の資産によってインド富豪100人リストの66位に初登場した。航空宇宙エンジニアである彼が1996年に創業した同社は、航空宇宙や自動車から防衛、ヘルスケアに至るまで、多岐にわたる産業向けに高精度な金属部品を製造している。インドにおいてチブクラは、同社の社名の由来となった製造プロセスである「金属粉末射出成形(MIM)」のパイオニアとみなされている。Indo-MIMは、メスの柄や補聴器の導音管、拳銃の部品など、同技術を用いた成形品の生産能力で世界最大規模を誇るとしている。
3月31日までの1年間で、同社の売上高と純利益はともに26%増加し、それぞれ419億ルピー(4億3700万ドル(約692億円))と53億ルピーに達した。2024年、チブクラは母校であるインド工科大学マドラス校にIndo-MIMの株式約1%(当時の価値で23億ルピー)を寄付し、同大学は学術棟に彼の名前を冠した。同社は7月に新規株式公開(IPO)を果たし、381億ルピーを調達した。息子のクリシュナ・チブクラ・ジュニアがCEOを務め、次男のラジ・チブクラが取締役を務めている。



