ビットコインと暗号資産は2026年、歴史的なAI関連取引が続くなかで苦戦してきた。ただし、大規模な暴落がビットコイン価格の転機となる可能性もある。
ビットコイン価格は7月に1ビットコイン6万ドルを下回った後、8万ドル超まで反発した。一方で、より小型の暗号資産はビットコインを大きく引き離しており、今後も上昇を続けると予想されている。
そうしたなか、米資産運用大手ブラックロックがビットコインや暗号資産への『水門(資金流入の障壁)』が突如開放されたと指摘する一方で、ウォール街で最も恐れられ、影響力のある調査会社の1つが、暗号資産市場は現在「転換点」にあると指摘した。ただし、それはビットコイン、イーサリアム、XRPなどを置き去りにする可能性がある。
Citrini Researchのアナリストによれば、AIエージェントと暗号資産ベースのトークン化資産は、暗号資産のファンダメンタル投資に新たなパラダイムを開いた。同社は「Breaking the Wall」と題した79ページのレポートで、今後到来するエージェント型金融の波はブロックチェーン上に構築されると記した。
「ブロックチェーン業界は15年をかけて、エージェント型の世界で驚くほど有用に見えるものを構築してきた。すなわち、資産、所有権、決済が共存できる、常時稼働のプログラム可能な金融インフラである」と、Citriniのアナリストらはすでに収れんしつつある世界について述べた。同社は今年初め、2028年の世界的な知能危機を警告し、株式市場に衝撃を与えていた。
「AIエージェントはアプリケーションをまたいで、24時間365日、プログラムに従って動く。資金や金融資産も最終的にはそうなると考えるのは自然だ。……これは、過去10年の大半において『使い道のない技術』と評されてきた業界へと、われわれを引き戻す。暗号資産である」
予想されるエージェント型金融のトレンドを取り込むため、同レポートはビットコイン、イーサリアム、XRPなどから資金を移し、手数料を生む分散型金融(DeFi)プロトコルやインフラ重視の上場株に振り向けることを推奨している。
Citriniの研究者らは「金融資産はトークン化され、オンチェーンに移されつつある」と記した。「伝統的金融と暗号資産の世界は融合している。一方で、エージェントはブロックエクスプローラー(ブロックチェーンの取引閲覧画面)の難解なUI/UXを一切気にすることのない、新たなユーザー層をもたらす」



