批評家は高評価──マスクは「中傷作品」と酷評
2026年10月10日時点、映画批評サイト「ロッテントマト」でのドキュメンタリー『Musk』の評価は100%だった。『You Can See Everything』の評価も100%で、いずれも20件を超える批評家レビューのうち、肯定的な評価の割合を示した数字だ。ハリウッド・リポーターの批評は、『Musk』を「天才的な創意が光る作品」と評価した。マスクを「臆面もない誇大妄想家」として描き、「多くの観客を心底ぞっとさせる」とも論じている。
10月5日にニューヨーク映画祭で初上映された『Artificial』の評価も、最初の16件の批評家レビューで95%を記録した。これに対し、『The Social Reckoning』の評価は178件のレビューで56%にとどまった。2026年公開の他の富豪映画を下回るだけでなく、複数のアカデミー賞を受賞した前作『ソーシャル・ネットワーク』が記録した96%にも及ばなかった。
マスクはギブニー監督を繰り返し罵倒
マスクは『Musk』を激しく批判し、Xで少なくとも12件の投稿にわたって監督のギブニーを攻撃した。「アルミホイル帽子をかぶった陰謀論好きの変人」「この世で最低のくず」「ひどい人間」「とっくに分別を失ったひねくれた老人」「根っからの最低野郎」「誠実さがまるでない愚か者」など、罵倒の言葉を重ねている。
マスクはギブニーが選んだ取材相手にも不満を抱いている。取材相手には、疎遠になった父エロール・マスク、元交際相手のアシュリー・セントクレア、元妻のジャスティン・マスクが含まれると報じられている。マスクは2026年9月、ギブニーは「私に恨みを持つ人間か、私を知りもしないのに恨みを持つ人間を寄せ集め、攻撃に使う人物リストを作っただけだ」と投稿し、『Musk』を「中傷を目的とした作品」とも呼んだ。マスクが法的措置を示唆した後、ギブニーは本人に連絡を取ったものの「返事はなかった」と説明した。


