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北米

2026.10.10 11:30

トランプ兄弟の出資先に約9600億円の政府契約か、報じたABCニュースが公式説明なしに記事を削除

Andrew Harnik/Getty Images

Andrew Harnik/Getty Images

ABCニュースは、長男ドナルド・トランプ・ジュニアと次男エリック・トランプが、米国政府との契約を受注した企業に出資していると報じた記事を削除した。ABCニュースは、削除の判断に対する公式な説明は行っていない。

ABCニュースの分析記事が閲覧不能に──関係者は公開が早すぎたと語る

米国時間10月7日に公開されたこの記事のURLにアクセスすると、現在は「このページは存在しないか、現在利用できません」というメッセージが表示される。ただし、インターネットアーカイブのWayback Machineを通じて現在も閲覧可能だ。

事情に詳しい関係者はフォーブスに対し、この記事は時期尚早に公開されたものであり、報道内容の最終確認が行われている最中に削除されたと語った。

トランプの息子2人が出資する防衛企業、契約額は約9600億円超

『トランプ大統領の当選以来、息子たちの投資が数十億ドルの国防総省契約を獲得』と題されたこの記事には、「ABCニュースの分析により、Anduril(アンドゥリル)など、トランプ大統領の息子たちが支援する防衛企業が、彼らからの出資を受けて以来、履行中または確約済みの政府契約でこれまでに60億ドル(約9600億円)以上を稼ぎ出していることが判明した」と記されている。

トランプ・ジュニアがパートナーを務めるベンチャーキャピタルの1789 Capitalは、「2025年6月に実施した同社への25億ドル(約4000億円)の出資により、Andurilの大きな持ち分を取得した」とされている。また、政府の公式契約システムSAM.govに掲載された防衛契約のデータに基づき、「その出資以降、Andurilは米国政府とさらに135件の契約を受注し、これまでに約18億ドル(約2900億円)を受け取っている」とも記された。

関与はドローン分野にも、レアアース磁石メーカーにも及ぶ

また、トランプ・ジュニアが顧問を務めるドローン企業のUnusual Machines2025年10月に政府契約を受注したことや、今年初めに空軍との契約を獲得したドローン企業、Powerusの「著名な投資家」として兄弟の名前が挙げられていることも記されている。

ABCニュースはさらに、政府と取引のある企業への兄弟の関与が製造・自動化セクターにも及んでいると報じ、トランプ・ジュニアの出資先企業で、昨年戦略資本局(OSC)から6億2000万ドル(約992億円)の融資を受けたレアアース採掘企業Vulcan Elementsを引き合いに出した。

次ページ > 「彼らの投資判断は独自のビジネス上の判断と個人的な信念のみに基づく」

翻訳=江津拓哉

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