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AI

2026.10.13 11:00

「考えるだけでAIに指示」、手術がいらない帽子型端末のサビが79億円調達

(C)sabi

(C)sabi

米カリフォルニア州パロアルトに拠点を置くスタートアップ、サビ(Sabi)は、考えるだけで人工知能(AI)に作業を頼める帽子型の装置を開発している。帽子に組み込んだセンサーで脳の活動を捉え、専用のAIモデルが信号を解釈して、利用者に代わって作業するAIエージェントへの指示文を作る仕組みだ。実現すれば、キーボードで入力したり、声で話しかけたりする必要がなくなる。技術はまだ初期段階で十分に実証されていないが、サビは投資家ビノッド・コースラが主導する5000万ドル(約79億円)の資金調達を発表した。

最大10万個のセンサーで脳信号を検出、思考をAIへの指示文に変える構想

サビの最高経営責任者(CEO)、ラフル・チャブラは、将来、AIに指示を出す方法が根本から変わり、操作がはるかに簡単になると考えている。キーボードで文字を打つ必要も、パソコンのボタンを押す必要も、スマートフォンのAIに話しかける必要もなくなる。頭の中で頼みたい作業を思い浮かべるだけで、個人用AIエージェントが実行する未来を描いている。

「魔法やSFのように聞こえる」とチャブラも認めるが、2024年5月に創業したサビは、脳の信号でAIを操作する技術の実用化を目指している。試作品の帽子には、脳の活動に伴う信号を捉えるセンサーが最大10万個内蔵されている。各センサーには大きさ1~5mmのチップが使われる。サビは、脳の信号と対応する内容を記録した10万時間分のデータをAIの学習に使用した。「脳基盤モデル」と呼ばれる専用のAIが、センサーで捉えた信号から利用者の考えを推定し、AIエージェントに作業を頼むための指示文を作るという。

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