2. 他人が終わらせていない仕事を負わされそうなとき
本音:「成果を出した見返りとして、他人の分の仕事まで押し付けられるのはもう懲り懲りです」
おすすめの表現:「自分のやり方を共有することはできますが、これ以上の業務を引き受ける余裕は現在の私にはありません。これらの仕事はどう分担すべきでしょうか」
仕事ができるからといって、他人が終わらせていない仕事の責任を自動的に負わされるべきではない。現在自分が抱えている業務を具体的に挙げ、新たな任務を引き受けることでどの仕事が遅れることになるかを説明しよう。同僚が仕事の進め方を覚えるのを手助けすることは提案できるが、その仕事自体の恒久的な担当者になる必要はない。もしその仕事を引き受けるのであれば、自分のタスクリストから何を外すかについて、事前に合意を取り付けることだ。
3. 権限なき主体性
本音:「主体的に取り組めと言う割に、細かな修正1つ変更するのにも許可が必要なんですが」
おすすめの表現:「どの範囲の決定であれば私の裁量で行えますか。また、どの件について承認が必要か教えていただけますか」
予算、スケジュール、進め方について、自分が何を決定できるのかを明確にする。承認が必要な決定については、「誰が」「どれくらい迅速に」対応するのかを決めておくことだ。そうしなければ、許可を待つだけで何日も無駄にし、その挙句に「なぜプロジェクトが遅れているのか」と問われることになりかねない。境界線について合意に達したら、それを文書にして残し、関係者全員が「主体性」という言葉を同じ意味で理解できるようにしておこう。
4. 気づけば志願者になっていたとき
本音:「この余分な仕事、引き受けた覚えはありません」
おすすめの表現:「この仕事を私に割り当てる前に、必要となる拘束時間と、私の本来の業務との兼ね合いについて確認させていただけますか」
引き受ける前に、その仕事の具体的な内容、期間、そしてどのようなサポートが得られるのかを尋ねよう。「イベントを手伝う」といっても、招待状をチェックするだけで済む場合もあれば、業者との交渉に6週間を費やすことになる場合もある。一部しか手伝えないのであれば、すべてのタスクに自分の名前が書き込まれる前に、自分が協力できる範囲を正確に伝えることだ。
5. ルールを装った個人の好み
本音:「個人のこだわりを会社のルールのように言うのはやめてください」
おすすめの表現:「これは確定している要件ですか、それとも推奨される進め方でしょうか。柔軟に対応できる部分はありますか」
中立的な態度で問いかけ、相手が真っ当な説明をできる余地を残しておくことだ。法的な要件、クライアントとの約束、そして上司の個人的な好みでは、それぞれ対応方法が異なる。もし単なる個人の好みであるならば、別の方法をとることでどのように成果が向上するかを説明しよう。ルールの背景にある理由を理解していれば、「これまでずっとこの方法でやってきたから」という思考停止を超えて、建設的な議論ができるようになる。


