20代は対面の少なさに不満
年代別で最も大きな差がみられたのは「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」という困りごとだった。20代では26.9%に上り、30代以降は年代が上がるにつれて低くなった。20代と50代・60代の差は20.6ポイントに達している。また「出社日が会社都合で決まり、自分で選べない」「出社日に何をするかが明確でない」「出社日と在宅日の業務切替が大変」という項目も20代が最も高く、年代が上がるほど低くなる傾向がみられた。


男女で異なる出社の評価
男女別では、出社による仕事の切り替えを評価する割合に違いがみられた。「仕事モードに切り替えやすい」は男性26.1%に対して女性33.5%、「出社日と在宅日のメリハリが業務効率を上げる」は男性19.7%に対して女性27.1%で、いずれも女性が7.4ポイント高かった。


出社の目的を問い直す必要性
今回の調査では出社する最大のメリットとして、同僚と直接会話して情報共有できることが挙げられた。その一方で、20代の26.9%が出社してもオンライン会議ばかりで対面が少ないことを困りごととしている。
ただし、なぜ20代で対面の少なさに対する不満が高いのか、その理由までは明らかになっていない。仕事の進め方について直接指導や助言を受けたいのか、あるいは同僚や上司との情報交換を求めているのかは、今回の調査だけでは判断できない。
企業にとって重要なのは、出社日を設けること自体ではなく、社員が何を目的に出社し、どのようなコミュニケーションを必要としているかを把握することだろう。特に若手社員が必要な指導や助言を得られないまま出社とリモート勤務を繰り返しているとすれば、企業側もその働き方を見直す必要があるのではないか。
【調査概要】
調査名:ハイブリッドワークにおける出社日のメリット・デメリットに関する調査
調査元:株式会社LASSIC(テレワーク・リモートワーク総合研究所)
調査期間:2026年9月2日~3日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の20~65歳のテレワーク・リモートワーク経験者
有効回答数:1007人(男性517人、女性490人)


