スペースXの資金調達報道
7日午前にも、マスクの資産は210億ドル(約3兆3600億円)減少した。スペースXがエヌビディア製半導体を購入するため、投資適格債で300億ドル(約4兆8000億円)、銀行融資で100億ドル(約1兆6000億円)、計400億ドル(約6兆4000億円)の資金調達に向けて銀行や投資家と協議していると報じられ、同社株が2%以上下落した影響だ。その直前の5日にはモルガン・スタンレーのアナリストが同社株を「割安」と評価し、株価が5%以上上昇してマスクの資産を再び1兆ドルの大台に押し上げていた。
マスクはテスラ株の約11%、スペースX株の38%を所有しており、資産額が両社の株価動向に大きく左右される状況にある。6月にトリリオネアの地位を獲得してすぐに転落した後、同月末に一時的にその地位を取り戻したが、7月1日には再び転落した。7月はスペースX株が6月の高値から50%急落したあおりを受け、資産額が7000億ドル(約112兆円)を割り込む場面もあった。
資産額が減ったとはいえ、マスクは現在もフォーブスの『リアルタイム・ビリオネア・リスト』において首位を維持している。2位に位置するジェフ・ベゾスの資産額は3747億ドル(約59兆9500億円)だ。
トランプ大統領とAI協定に署名、マスクはSpaceXAIを「SpaceXSI」に改称へ
マスクは9月末にドナルド・トランプ大統領と面会し、AI開発のガイドラインを定めた「道義的拘束力」のある協定に署名した。この会合には、メタのマーク・ザッカーバーグ、アマゾンのジェフ・ベゾス、エヌビディアのジェンスン・フアン、アンソロピックのダリオ・アモデイ、グーグルのスンダー・ピチャイ、パランティアのアレックス・カープらも出席していた。マスクはその後、AIを「スーパー・インテリジェンス」と呼ぶトランプの大統領令に同調し、みずからが率いるSpaceXAIの名称を「SpaceXSI」に変更する方針も示している。


