2. 誰を、どのような順番で関与させるべきか
多くの指示は、業務が特定の個人に依存している場合でも、組織やグループ名で指定される。「法務に通しておく」は、弁護士の非公式な見解を得ることを意味することもあれば、正式な承認を得ることを意味することもある。「チームに共有する」は、全員からコメントを募ることを意味することもあれば、最終決定権を持つ人に概要を説明することを意味することもある。
こう尋ねてみよう。「これを進める前に、誰の意見を仰ぐ必要がありますか。また、誰に最初に伝えるべきですか」。メールが適切な部署に届いていたとしても、意思決定者が他者からその業務について耳にすれば、トラブルに発展しかねない。財務部に資料を送ったとしても、上司が相談を望んでいた人物を結果的に除外してしまう可能性があるのだ。
3. 前回これを行ったとき、何が起きたのか
指示を出す側は、あなたがその背景にある経緯を知っていると思い込んでいるかもしれない。類似のプロジェクトに関わった人にこう尋ねてみよう。「前回はどこで滞りましたか」「準備していなかったことで、どのような質問を受けましたか」
顧客が価格改定に反対したかもしれないし、法務の審査に想定以上の時間がかかったかもしれない。あるいは、先輩同僚がもっと早い段階での相談を望んでいた可能性もある。職場の慣習について尋ねることも有効だ。「その人は普段、どのように提案書を確認されていますか」。唐突に資料を送りつけるよりも、短い会話を交わす方が効果的であることを、同僚が知っているかもしれない。
経験不足に見えるのではないかと不安だろうか。研究によると、困難なタスクについて専門家にアドバイスを求めることは、無能に見えるどころか、むしろ有能であるという印象を与えるという。状況をよく知る人物に的を絞った質問をし、得られた知見を活かそう。彼らのアドバイスによって指示内容が変わる場合は、上司に確認することだ。


