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欧州

2026.10.09 07:00

電線にとまる待ち伏せ攻撃ドローンをウクライナが投入 充電もしている?

電線に自ら引っかかり、ぶら下がったウクライナのFPVドローン。ソーシャルメディアで共有された動画から

エーテルマシーンズは2010年に初期設計の特許を取得しており、その設計には、とまり機構や電力の取り込み機能、「放出可能な攻撃用ペイロード」の搭載能力が含まれている。その後、この設計がどうなったのかは定かでない。米軍の特殊部隊か米政府機関に引き継がれた可能性もある。

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それ以降も、同様のアイデアを探究し、実機を製作した例は数多くある。台湾の研究チームによる2025年の論文では「架空送電線から無人航空機がエネルギーを収集する方法の設計と解析」について論じられており、中国の研究チームによる2026年の論文でも同じテーマが扱われている。これに先立つ2024年には、デンマーク企業が電線点検用に改造したドローンを実演し、電線にとまって自機に充電できることを示した。

電線から電力を取り込めるドローンなら、航続時間は実質的に無制限になる。電線にとまって充電、そこから飛び立ってパトロールし、また電線にとまって充電、という過程を繰り返すことで、広い範囲をカバーすることも可能だろう。

空中からの待ち伏せ攻撃

ウクライナの新型ドローンが電線からの電力取り込みもできるのかどうかは別として、これは待ち伏せ攻撃ドローンが一段階上に進んだことを意味する。地上に駐機する従来の待ち伏せ攻撃ドローンは視界が限られがちであり、動物や人間に壊される可能性もある。それに対して、電線にとまるドローンは見晴らしがきき、外部からの干渉も受けにくい。

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待ち伏せ攻撃ドローンはドローンから投下される爆弾で破壊されることが多いが、電線に張り付いている場合、爆撃するのはかなり難しくなるだろう。そもそも、パーチング型ドローンは見つけるのすら難しくなるかもしれない。こうしたドローンは、待ち伏せするのに都合のよい場所がはるかに多くなり、従来のように道路沿いを捜索するだけでは排除できなくなる。

しばらく前に目撃されたロシアのソーラー充電式待ち伏せ攻撃ドローンのように、ウクライナのとまり電線式待ち伏せ攻撃ドローンも単発的なものになる可能性もある。それでも長期的には、この種のドローンは市街戦で普通に使われる危険な兵器になっていくのではないか。

(forbes.com 原文)

翻訳・編集=江戸伸禎

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