健康

2026.10.13 20:15

インフル受診は早すぎると無駄足に 適切な検査タイミングと自衛策

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インフルエンザが前倒しで流行して、気が気ではない。ちょっと喉の調子が悪かったり熱っぽかったりすると「インフルエンザかも!」と急いで医療機関に駆け込みたくなるが、インフルエンザの場合は早ければいいというものではない。早過ぎると適切な検査が受けられない場合がある。

大正製薬は、インフルエンザにかかったことがあり、医療機関を受診した経験を持つ20〜60代の男女206人を対象に調査を行った。すると、35.9%の人が「再受診を勧められた」と回答した。インフルエンザが発症してすぐは、まだ体内のウイルスの数(抗原量)が少なく、検査ができないのだ。もしそこで検査をして陰性と出ても、実際はインフルエンザにかかっていて、これから症状が悪化する場合も十分に考えられる。だから、せっかく来たのに「また来てね」ということになる。

インフルエンザの検査に適したタイミングは、発症してから12〜48時間とされている。その期間なら抗原量が十分に増えるから、検査結果の信頼性が上がるというわけだ。とは言え、そのころには高熱でうなされているかもしれない。一般的にインフルエンザの症状がピークに達するのが、まさにその期間だ。そうなってから医療機関へ出かけるなんて、まして辛い体で長時間待たされるなんて、酷な話だ。12時間待ってから病院に行こう、なんて悠長に構えていられないのがインフルエンザだ。

そこで大正製薬が勧めるのが、抗原検査キットの常備だ。A型とB型の両方を検査できる抗原検査キットがあることを、知らない人がまだ多い。調査では、44.4%の人が知らなかった。また、常備しているという人は40.0%だった。

抗原検査キットがあれば医療機関への無駄足がなくせる。もっとも検査キットも、抗原量が十分に増える12〜48時間に使用するのが望ましいとされている。その原理は医療機関の検査と同じだ。だから、12時間未満で使用して陰性であっても安心してはいけない。検査キットで陽性だとわかったが、体が辛くて動けないというときは、オンライン診療という手もある。抗原検査キットの常備は無難な選択だ。

抗原検査キットにはインフルエンザと新型コロナウイルスを同時に検査できるキットもあるため、備えておいて損はない。ただし、厚生労働省の「研究用と称する検査キット等の体外診断用医薬品の範囲に関するガイドライン」は、「第1類医薬品」または「一般用検査薬」と書かれている製品を推奨しているので、よく確かめて購入しよう。

出典:大正製薬 インフルエンザ検査の“早すぎ受診問題”とは

文 = 金井哲夫

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