経営・戦略

2026.10.14 14:00

ディズニーを超えたドバイの「グローバル・ビレッジ」、来場者数世界1位に

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グローバル・ビレッジは元々、ドバイの毎年恒例のショッピングフェスティバルに観光客を呼び込むため駐車場に並べられた、10個の木製キオスク(あずまや)の集まりだった。それぞれが異なる地域に特化し、地元の品々や伝統的な料理を販売していた。職人たちが装飾品の作り方のデモンストレーションを行い、パフォーマーたちが歌い踊った。ラージャスターン州の民族舞踊家やアフリカのドラマーたちもいた。

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この形式は、中東だけでなく世界でも新境地を開いた。実際、当時このような取り組みを行っていた数少ない場所の一つがディズニー・ワールドだった。

ディズニー・ワールドのテーマパーク「エプコット(Epcot)」は2つのエリアに分かれており、一方は未来的なアトラクション、もう一方は「ワールド・ショーケース(World Showcase)」として知られ、11カ国をテーマにしたパビリオンが並んでいる。1996年9月、エプコットは初の「インターナショナル・フード&ワイン・フェスティバル(International Food and Wine Festival)」を開催し、ワールド・ショーケースにまだ出展していない国の郷土料理を販売する約25の臨時スタンドを設置した。

グローバル・ビレッジと同様、フード&ワイン・フェスティバルも観光を促進するために企画された。今回は、夏とホリデーシーズンの間にあたる閑散期が対象だった。このイベントは強い魅力を持ち、今日まで続いている。実際、この取り組みは、後年にグローバル・ビレッジとエプコットの結び付きが深まる素地をつくった。

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最初のシーズン、グローバル・ビレッジはわずか1カ月間しか開園していなかったが、パスポートを取り出す必要もなく海外を体験できる場として、50万人もの来場者を集めることに成功した。当時、UAEには主要なテーマパークは一つもなく、のちに開催されるドバイの万国博覧会(万博)も政府の念頭になかった。この地域にはグローバル・ビレッジのような場所は他に存在しなかったことや、空路が現在ほど発達しておらず手軽に利用できなかったことも追い風となった。

次ページ > 2001年までにパビリオンは20個に増え、120万人の来場者を集めた。

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