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リーダーシップ

2026.10.09 13:15

【特選記事】ノーベル平和賞受賞前夜、マララ・ユスフザイが訴えた「本当の恐怖」と「希望」

マララ・ユスフザイ Photograph: Michael Prince for Forbes

パウエル・ジョブズ:あなたが「マララ基金」を着想したのは、まだパキスタンで学校に通っていた頃だったのでしょうか?

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ユスフザイ:はい、その通りです。家庭内の児童労働に苦しむ少女たちのために考えました。私たちの家へ働きに来ていた女性がいて、彼女には3人の幼い娘がいました。私は父に「この幼い娘たちが家で働く姿を見るのは耐えられない」と言いました。しかし、彼女たちには他に生計を立てる手段がありませんでした。

当時、私の父は学校を経営していました。その学校は今もあります。父は1994年に学校を設立し、男女合わせて1,100人の生徒がいました。私は父に「この子たちをお父さんの学校で無償で学ばせてあげて」と頼みました。父は実際に彼女たちの入学を認めました。現在、彼女たちはマララ基金から奨学金を受け取っています。

パウエル・ジョブズ:あなたには、世界中の少女たちにとって極めて重大な問題について議論を方向づける、素晴らしい好機があります。そしてあなた自身の存在によって、不平等や不正義に対して強い光を当てることになるはずです。マララ基金が優先して取り組んでいる課題について、少し説明していただけますか?

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ユスフザイ:バーミンガムに連れてこられた当初、私は何をすべきか、基金をどうやって再開すべきかわかりませんでした。私たちは9カ月前にマララ基金を再始動させました。その際、私たちは2つのことを実行したいと決めました。

1つ目はアドボカシー(政策提言)です。責任ある立場の人々に働きかけ、彼らが果たすべき役割を全うするよう求めることです。2つ目は、現場へ足を運んで活動することです。子どもたちがどのような問題に直面しているかを確認し、彼らが教育を受けられるよう支援することです。地域ごとに状況は異なるため、それぞれの場所に応じた解決策を見つけ出さなければなりません。

また、マララ基金は自分たちの権利のために声を上げる少女たちを称えたいと考えています。彼女たちが全世界の前で発言し、直面している問題を訴えることができるよう、大きな発信の場を提供したいと考えています。

パウエル・ジョブズ:すでに始動させている具体的なプログラムには、どのようなものがありますか?

ユスフザイ:この数カ月間で、私たちは多くの活動をおこないました。私の故郷である美しいスワート渓谷で最初のプロジェクトを開始しました。児童労働に苦しむ少女たちに向けて奨学金制度を導入したのです。現在、彼女たちは教育を受けています。私たちは彼女たちの家族に対しても経済的な支援をおこなっています。

また、私たちはヨルダンでシリア難民のためのプロジェクトを開始しました。学校はテントの中にあり、5歳から13歳までの子どもたちが一つの教室に集まり、教師はたった1人しかいませんでした。私たちは彼らにきちんとした設備を提供し、支援を届けたいと考えました。

ケニアでは、マサイマラ地域を訪れました。「フリー・ザ・チルドレン」という素晴らしい団体との連携を始めました。彼らは学校を建設するだけでなく、建てた後にその場を立ち去りません。彼らは「子どもたちが確実に通学できるようにしたい」と言っています。生徒たちは優れた施設で学び、健康を管理するための病院も備わっています。その様子を目にして、私は希望をもつことができました。良い学校をつくり持続可能な開発を達成するという、私がずっと夢見てきたことが現実に起きていると実感したのです。

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