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2026.10.09 20:45

墓じまい経験者の84%が満足 最大の後悔は着手の遅れだった

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お墓を守る後継者がいなかったり、遠方で墓参りが難しかったり、管理費が負担だったりと、「墓じまい」を考える人の理由はさまざまだが、厚生労働省の「衛生行政報告例」によれば、墓じまい(改葬)の件数は2004年度が6万8421件、2024年度が17万6140件と、約2.5倍に増えている。宗教観や親戚関係などいろいろな事情がからむ墓じまいには不安がつきまとうが、調査によれば、そこまで心配する必要もないという結果が示された。ただしそれには条件がある。

墓じまい代行サービス「安心墓じまい」を提供するSora Capitalは、墓じまいの経験を持つ全国の40〜70代の男女100人を対象に、墓じまいに関する調査を実施した。それによると、墓じまいを終えて、率直にどう感じているかを尋ねると、60%が「やってよかった」、24%が「どちらかといえば、やってよかった」との回答で、あわせて84%の人がよかったと感じていることがわかった。「やらなければよかった」という人は1%だった。

墓じまいを行う前に不安に思っていたことを聞くと、もっとも多かったのが費用の問題(52%)。次に、親族の理解が得られるか(37%)、お寺や霊園とのやり取り(32%)、手続きの問題(27%)などと続いた(複数回答)。不安がなかったという人は12%に留まり、多くの人が不安を抱えつつ墓じまいを行ったことになる。

実際に墓じまいを行って後悔した、または大変だったことは、やはり費用の問題がいちばんだった。思っていたより高くついたというものだ。お寺や霊園との交渉が大変だった、親戚との話し合いに苦労し、その後関係が悪くなったという人も少なくない。

しかし個別に見ると、費用の面で不安だった人は52%だったが、実際にやってみて想定を超えて困ったという人は33%と減っている。同じく、お寺や霊園とのやり取りも、不安は32%だったが実際は25%、親戚問題も37%が24%、手続きは27%から13%とどれも少なくなっている。親戚問題を除けば、事前に調査すれば済んだことだ。

また親戚の説得も、時間をかければ理解してもらえる可能性がある。こんなとき、自分は何もしないのに文句だけ言う面倒くさい親戚がかならずいる。面倒だから早く済ませたい気持ちはわかるが、後々のことを思えばしっかり話し合うほうがいいだろう。それらの「問題」を考えると、墓じまいは早めに始めて時間をかけて準備するのがいいように思えてくる。

実際、「もっとこうすればよかった」ことを聞くと、「もっと早い時期に墓じまいをすればよかった」が36%ともっとも多く、「もっと早く親戚に相談・共有しておけばよかった」が20%で続いた。墓じまいをしたほうがいいかも、と思うようになったら、まずは専門業者に相談して、親戚にも相談して、ゆっくり準備するのが大切なようだ。

出典:Sora Capital 【実態調査】墓じまい経験者の84%が「やってよかった」——最大の後悔は「もっと早くすればよかった」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000188023.html

文 = 金井哲夫

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