もう1つ、不満要因として大きかったのがコンサル会社から派遣される担当コンサルタントだ。事前提案とは違って、実際にやってきた人間の能力にギャップを感じた人が、「非常に感じた」と「やや感じた」をあわせると67.8%にのぼった。

具体的には、想像よりも経験の浅い若者だった、業界や自社のビジネスモデルをよく理解していなかった、伴走姿勢が不足していた、提案の理想が高くて現場社員のスキルとマッチしない、といった内容だ。

反対に、満足した人たち(コンサルティング会社に対する満足度が「非常に満足」と「やや満足」をあわせた267人)は、どんなサービスを受けたのだろうか。もっとも支持が多かったのが「自社教育やノウハウ移管が実施された」(55.8%)だった。以下、「自社では気がつけなかった知見を享受できた」、「プロジェクトのゴールが明確に達成された」、「実装や現場の運用まで一緒に働いてくれた」、「社内関係者を巻き込みながら遂行してくれた」といった具合だ。

質の問題と言ってしまえばそれまでだが、レバレジーズ執行役員の泉澤匡寛氏は「戦略や提案にとどまらず、企業の業界・ビジネスや現場の技術課題まで深く理解し、実行から定着、ノウハウの移管、内製化まで一貫して伴走することが、より一層求められる」と指摘する。利用者側は、これらの項目をコンサル会社にぶつけて対応できるかどうか、そこまでしっかり付き合ってくれるかどうかを確認することが、まずは重要だ。


