働き方

2026.10.16 18:00

有能だからこそ「貶められている」かもしれない2つの兆候

stock.adobe.com

stock.adobe.com

能力の高い人は、キャリアを積むにつれて思ってもみなかったことに気づくことが多い。成果を上げるほど、周囲からのサポートが得にくくなっていると感じるようになる。知性の高い人にとってはこれは特に不可解なことかもしれない。なぜなら、それまでの人生において自身の能力は、称賛の的であることが多かったからだ。そのため多くの人は、自分が何か間違ったことをしているに違いないと考える。

トールポピー症候群とは、成果を上げて頭角を現した人物に対し、反感を抱いて引きずり下ろそうとする現象を指す。職場で見られるこの現象は研究の対象となっている。女性のキャリア推進を支える組織「Women of Influence+」が2023年に発表した調査結果では、トールポピー症候群を経験する人は少なくなく、業績の過小評価という形を取りがちであることがわかった。同調査は、働く女性を対象にこの現象を検証した研究として最大規模のものの1つだ。トールポピー症候群は通常、露骨な敵意という形では現れない。この記事では同症候群の目立ちにくい2つの形を紹介する。

兆候1:好奇心が寄せられるのではなく過小評価される

ある女性のアナリストが1カ月かけて、チームの数週間分の手作業を削減できる自動化モデルを構築したとする。その人がモデルを発表すると、同僚の1人が「いいね。私たちもいずれそこにたどり着いていただろうけど」と言う。別の同僚は、そのアナリストの四半期の仕事量が少なかったことを指摘する。だが、そのモデルをどうやって構築したのかを尋ねる人は誰もいない。

同僚らの発言はいずれも、あからさまに意地悪なものではない。だが、どちらもモデルを構築できた理由を、そのアナリスト自身の能力から「周囲の状況や環境」によるものへとすり替えている。これが1度だけなら特に意味はないだろう。だが、あなたの功績に対する反応がいつもこうなるのなら、注意を払う価値がある。あなたの仕事を心から評価している人であれば、関心を示すことでそれを表すはずだ。あなたが何をしたのかを理解したいと思っているからだ。

次ページ > 批判の矛先が仕事ではなく人柄に向けられる

翻訳=溝口慈子

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事