米国の現物ビットコインETFは、運用資産が約1100億ドル(約17兆3000億円)に上り、保有するビットコインは約130万枚に達する。ブラックロックのIBITは80万枚強のビットコインを保有し、他のファンドを大きく引き離している。2位はフィデリティで、保有するビットコインの価値は150億ドル(約2兆3700億円)強だ。
ビットコインのラリーは強気の価格予測を勢いづけており、トレーダーの間ではビットコイン価格がまもなく10万ドルへ回帰するとの見方が広がっている。
「ビットコインは上値突破を試みている」と、FxProのチーフ市場アナリスト、アレックス・クプツィケビッチは電子メールでのコメントで述べた。
「10月1日には8万5000ドル超を維持できなかったが、2日朝には8万6000ドルから8万7000ドルのレンジに押し上げられ、先週初めに付けた高値に近づいた。成功すれば、強気派はフィボナッチ・インパルス波の延長(フィボナッチ拡張)という従来のシナリオに回帰し、9万4000ドルまでの上昇余地が生じる可能性がある」
ただし、ビットコインと暗号資産市場は、米国の最新雇用統計の発表を控えて身構えている。これにより、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げに踏み切る可能性があり、ビットコインのようなリスク資産には圧力となる。
クプツィケビッチは「米労働市場統計の発表は、理論上、ラリーを加速させることも、トレンドを反転させることもあり得る」と記した。「報告が非常に強ければ、市場は10月のFRB利上げを再び織り込み、リスク資産への需要を低下させる可能性がある。そしてビットコインは、これにかなり敏感に反応するかもしれない」


