さらにこう付け加える。「高校生が出願書類に自分の目的を記載し、それが授業内外でのパフォーマンスや成果にいかに結びついているかを説明すべきだという考え方は、率直に言って見当違いであり、大学側の行き過ぎた要求かもしれない」。ソロモウは説明する。「それは、学生自身によって明確に定義・正当化され、エッセイで説明され、彼らの価値を証明する数多くのクラブや組織、その他の活動によって裏付けられるべき『資格』のように見なされている」。彼は教育関係者に対し、「一歩引いて、私たちがしていることは、すでに不安を抱えている世代の学生たちに、さらなるプレッシャーを与えながら自分たちの価値や可能性を証明するよう求めているのだと認識すべきだ」と促している。
ジェネセオ校では、「パッケージ化された『突出した強み』ではなく、成長の軌跡を読み取ろうと努めている。また、挫折や方向転換も含め、長期にわたる本物の関与や好奇心の証拠を見ようとしている。それらは発達段階においてごく自然なことだが、現在の伝統的な選考モデルではマイナス評価にされてしまうものだ」とソロモウは言う。さらに次のように付け加える。「この姿勢は、エッセイや課外活動を評価するための審査官のトレーニング方法や、私たちが受験生に対して『何を求めているか』を伝えるメッセージにも表れている。これは学生たちがシステム全体から感じるプレッシャーの解決策にはならないかもしれないが、入試事務局がそのプレッシャーを強化しない道を選んだ、実践的な一例だ」
人生の転換期を迎え、目的意識を持ち、主体的に関与し、協働できる市民が求められる社会における自らの立ち位置を考える若者たちには、こうした事例やメッセージがもっと必要だ。これらの報告書が強調しているように、そうすることで個人のメンタルヘルスやウェルビーイングが高まり、社会全体にも利益がもたらされるだろう。


