最近、クリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』を観る機会があった。ホメロスの古典的な物語である、オデュッセウスが故郷イタカに帰還するまでの20年に及ぶ旅路を描いた大作映画だ。これは歴史上、不屈の精神を描いた偉大な物語の一つである。どれほど多くの障害が彼を航路から外そうと脅かそうとも、オデュッセウスは最終的に目指すべき場所から決して目をそらさない。
この映画を観て、私自身が会社を立ち上げてからの20年の歩みに思いを馳せた。もちろん、キュクロプスや魔女と対峙したことはないが、絶えず変化するビジネスや技術の環境を航海していると、大きなミッションを見失いそうになることが時折ある。
リーダーであれ個人であれ、何を目指して仕事をしているのか、そしてなぜそれを行うのかという明確な意識を持つことは非常に重要だ。ギャラップとStand Togetherが実施した2025年の調査によれば、仕事に対して強い目的意識を持つ従業員は、目的意識が低い従業員と比べて5.6倍もエンゲージメントが高い傾向にあるという。また、強い目的意識は燃え尽き症候群を防ぎ、ウェルビーイングを向上させる。しかし、調査対象者のうち、現在の仕事に自分が納得できる目的があると答えた人は、わずか18%にとどまった。
会社を率いていようと、チームを管理していようと、あるいは自身のキャリアを歩んでいようと、何のために働いているのかを見失うことはストレスの原因になり得る。それは集中力を散漫にし、モチベーションを低下させる。
幸いなことに、目的意識とは必ずしも「ある」か「ない」かの二択ではない。時には立ち止まり、一歩引いて、何が重要なのかを明確にする必要がある。
仕事で目指しているものを再確認し、より大きな目的意識を取り戻すのに役立つ、4つのChatGPTプロンプトを紹介する。
より大きなミッションとは何か?
私たちは今、「忙しさの蔓延」の只中にあると言ってよいだろう。常に誰かとつながり、ToDoリストを消化する手段があまりにも多いため、木を見て森を見ずの状態に陥りやすくなっている。
私自身の仕事を例に挙げてみよう。私はオンラインフォームや日常的な業務の自動化ツールを提供する企業のCEOを務めている。こう表現してしまうと、さほど刺激的なミッションには聞こえないかもしれない。だからこそ私は時折一歩引いて、数々の会議や戦略セッションが持つ、より大きな目的を思い出す必要がある。それは、退屈で煩雑な雑務を減らし、より魅力的な仕事に取り組む余裕を生み出すこと、そして、より大局的にはユーザーの生活を豊かにすることだ。こうしたミッションがあるからこそ、仕事中にふとモチベーションが低下しそうなときでも、意欲を維持し続けることができる。
ChatGPTを活用すれば、日々の業務と、あなた自身あるいは会社のより広範なミッションとを再び結びつけることができる。まずは以下のプロンプトを試してほしい。



