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2026.10.11 18:00

頭のいい人が無意識に実践、「直感と裏づけ」を組み合わせた思考習慣

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「すばやい思考」について現在わかっていること

認知心理学者ウィム・デ・ネイスらのチームは、被験者に推論問題を2回解いてもらう実験を通じてこの点を調べた。1回目は時間制限がある中ですばやく答えなければならず、2回目は必要なだけ時間をかけて考えることができるというものだ。優れた推論が主に間違いの修正から生まれるのであれば、推論能力の高い人は1回目の解答を間違え、2回目でそれを修正する傾向があるはずだ。

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だが実際にはそうではなかったケースが多い。学術誌『Thinking & Reasoning』に2019年に掲載された研究では、バットとボールのなぞなぞで正しい答えを出した人の多くが時間に追われて答えた最初の段階ですでに正解にたどり着いており、残りの時間は答えを確認するために使っていたことがわかった。学術誌『Cognition』に2020年に掲載された研究は、認知能力の高い人ほどこのような形で推論する傾向が特に強いことを示唆しており、そのため研究者たちはこうした人たちを「賢い直感者」と表現した。

その理由として考えられるのは、能力と経験が時間の経過とともに直感をかたち作っていくことだ。学術誌『Thinking & Reasoning』に2025年に掲載された研究では、10代前半と10代後半の青少年を比較した。その結果、年齢が上がるにつれて最初から正しい答えを出すことが増え、知性と優れた直感との結びつきは発達のかなり後の段階になって形成されることが示唆された。似たような問題に何度も取り組んできた人の場合、その背後にある論理が馴染んできて最初に受けた印象にすでにその論理が反映されるようになる。

2段階のプロセス

だからといって、知的な人が単純に最初に思いついた答えをそのまま採用するという意味ではない。確認するステップはこの習慣に欠かせない部分だ。直感でも間違っている可能性があり、見直すことでそうした誤りに気づくことができるからだ。

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時間をかけて考えることは自分の推論を説明するのにも役立つようだ。理由を説明できなくても正解にたどり着くことはあるが、熟考することでその推論を言葉にすることができるようになる。推論に優れている人の場合、すばやい直感と慎重な思考は競合するのではなく、互いに補完し合っているようだ。

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翻訳=溝口慈子

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