谷本:企業で組織開発などに用いられている、「MBTI(16タイプ性格診断)」の新時代版になりうるというか。それを当事者の方は自己紹介の資料として、そして、周囲は当事者の方を理解するための効果的なフォーマットとして、使えるようになる可能性がありますね。
筧:今回のプロジェクトには、大きくふたつの目的があります。ひとつは、当事者の方が困難や生きづらさを感じている部分に、しっかり向き合えることです。もうひとつは、先ほどお話しした「8つの知能インデックス」などを通して、その人がもっている可能性や強みを見つけ、それを伸ばしていくことです。
どちらか一方だけでは、十分ではないと思っています。社会で生きていくためには、自分が苦手なことやつまずきやすい部分をきちんと認識し、それとどう付き合っていくかを考える必要がある。同時に、自分の強みや才能にも気づき、それを生かしていくことも大切だからです。
私がお話を伺いたい方々も、きっとその両方に向き合ってきた人たちだと思うんです。失敗を重ねる中で、自分に合ったやり方を少しずつ更新してきた。その軌跡こそが、これから同じ道を歩む人たちにとって、きっと希望の道しるべになるはずだと信じています。


