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実はその凹凸こそ可能性の宝庫だ【宇宙脳は未来をひらく鍵になるか】#前編

スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクなど、世界的な起業家やアーティストにアスリート、研究者のなかには、ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)、LD(学習障害)と呼ばれる発達障害のある人たちと重なる脳・神経の発達特性を持つ人たちがいる。

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こうした特性は当事者に生きづらさを与えながらも、新たな視点や発想を生み出し、イノベーションの原動力になることもある。また、過集中と呼ばれる深い没入状態を生み出すこともあり、彼らの卓越した能力や業績の源泉になっているとも言われている。

本連載では、こうした常識の枠を越えた認知の特性を持つ人々を、「宇宙脳」と定義。あらゆる業界で活躍する宇宙脳の人々を取材し、その認知の特性や思考プロセス、人生の軌跡などを紐解いていく。そして、これからの時代に必要とされる、新たな知のあり方を提示していく。

連載一回目では、 宇宙脳の人たちが未来を拓くキーパーソンとなりえるのか━━。その手がかりを探るべく、発達障害の当事者で本連載のインタビュアーを務めるissue + design(イシュープラスデザイン)代表の筧 裕介氏に、Forbes JAPAN Web編集長の谷本有香が聞いた。

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なぜ今、発達障害はポジティブに語られ始めたのか

谷本:筧さんは、デザイナーの立場から認知症の方の視点を分析し、そうした方々に配慮したデザインの可能性を提示するプロジェクト「認知症世界の歩き方」を展開して来られました。2021年発売の書籍は20万部超えのヒットとなり、NHKでも番組化されるなど、大きな話題を呼びました。

そんな筧さんが、今度は発達障害のある方の世界を見える化するプロジェクトを始められました。そのきっかけは何でしょうか。

筧:私はデザイナーとして、防災や育児、教育、まちづくりなど、さまざまな社会課題の解決に取り組んできました。認知症もそのひとつ。100人を超える当事者の方にインタビューすることで見えてきた、認知症の方が生きている世界、見えている景色を表現するデザインプロジェクトが、「認知症世界の歩き方」です。

当事者の方の視点を考えるワークショップや講義を国内外で行ってきましたが、社会で認知症への理解が深まったことで、当事者の方が生きやすくなったり、ご家族や介護職の方がケアをしやすくなったりしたという話を、各地で多くいただいています。

そうしたなか、「これを発達障害の分野で実現できないですか」という声は当初からかなりいただいていて、実は私の頭の中にはずっとあった企画でした。

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宇宙脳:未来を拓く発達障害の持ち主たち

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