米国時間2026年9月25日、メタ(Meta)株が約4%下落し、マーク・ザッカーバーグの推定純資産は1日で89億ドル(約1兆4062億円)減少した。株価は24日に4.5%上昇していたが、ゴールドマン・サックスがAI向け設備投資の採算性に懸念を示したことで反落した。
メタ株約4%下落、ザッカーバーグ資産は約1.4兆円減
9月25日午後2時30分時点で、ザッカーバーグの推定純資産は89億ドル(約1兆4062億円)減り、2575億ドル(約40兆6850億円)となった。ザッカーバーグはメタ株の約13%を保有しており、同社株は約4%下落して749.26ドルとなった。
株価下落に伴い、ザッカーバーグは24日の終値時点の世界4位から6位に後退した。推定純資産2599億ドル(約41兆642億円)のセルゲイ・ブリン、2759億ドル(約43兆5922億円)のマイケル・デルを下回った。ザッカーバーグの1日当たりの資産減少額は約90億ドル(約1兆4220億円)で、25日にフォーブスのリアルタイム世界長者番付に掲載された富豪の中で最も大きかった。2番目はラリー・エリソンの16億ドル(約2528億円)減だった。
AI投資の回収に年47.4兆円、十分な利益には158兆円
ゴールドマン・サックスは25日、メタなどAI向け計算資源に巨額投資する大手企業について、設備投資を回収するにはAIサービスから年間約3000億ドル(約47兆4000億円)の売上高が必要だと指摘した。十分な利益を得るには年間1兆ドル(約158兆円)が必要になるとの見方も示した。巨額のAI投資に見合う収益を確保できるのかという懸念が強まり、メタ株の売りにつながった。
ミューズ人気で9月は36%高、時価総額316兆円に接近
25日の反落まで、メタ株は9月に大きく上昇していた。個人向けAIアシスタント「Muse(ミューズ)」の公開後、月間上昇率は約36%に達した。ミューズはアップルとグーグルのアプリストアでChatGPTを抜き、首位に立った。
アシンメトリック・キャピタル・パートナーズの共同創業者兼マネージングパートナー、ロブ・ビーダーマンは「AIエージェントが多くの人にとってインターネットの入り口になるのは自然な流れで、勢力図はメタに有利になる」と述べた。センサータワーによると、ミューズのダウンロード数は公開から2週間で280万件に達した。
メタの時価総額は24日、2兆ドル(約316兆円)まで1%未満に迫った。2兆ドルに到達すれば、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、アルファベットなどに続き、時価総額2兆ドルを記録した少数のテクノロジー大手に加わる。ただ、ゴールドマン・サックスは25日の報告書で、大手企業によるAIインフラ投資が極めて大規模になっているとして注意を促した。対象としてメタのほか、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、オラクルを名指しした。
デルは1.58兆円超増、世界長者番付4位へ
同じ25日、マイケル・デルの純資産は100億ドル(約1兆5800億円)超増加した。デルはフォーブスのリアルタイム世界長者番付に掲載された富豪の中で、同日の資産増加額が最も大きかった。ザッカーバーグとグーグル共同創業者のセルゲイ・ブリンを抜き、世界4位に浮上した。



