例えば、すでにクライアント向けに作成した制作物があれば、それをChatGPTに入力し、実際のビジネス目標や仮定のビジネス目標に照らし合わせて問題点を指摘させることで、文章力やコピーライティングのスキルを鍛えることができる。「コピーライティングを教えて」と頼む代わりに、以下のようなプロンプトを入力するとよい。
「あなたは実績豊富なB2B SaaSエージェンシーのクリエイティブディレクターです。従業員500人規模の企業向けに人事ソフトを販売する会社のランディングページについて、現実的なブリーフ(指示書)を作成してください。ページ自体は執筆しないでください。私に各セクションを提出させ、明確さ、具体性、懸念への対応、差別化、そしてコンバージョンにつながる可能性を評価してください。率直な意見をお願いします」
これにより、AIにすべてを生成させるのではなく、自分の力でゼロから学ぶことになるため、批判的思考(クリティカルシンキング)力を鍛えることができる。これは、業界の初心者やキャリアの初期段階にいる人にとって特に有用だ。
制作作業自体は自力で行いつつ、改善すべき点やうまくいっている点を特定する建設的なフィードバックとコーチングをAIに求めるのだ。
また、競合する複数のバージョンのブリーフをChatGPTに作成させれば、ターゲットや業界に応じて出力がどのように変わるかを確認できる。さらに、事実確認(ファクトチェック)や主張の検証、曖昧な表現の特定、あるいはコピーの商業的価値をより高められるかどうかをチェックするよう指示することも可能だ。こうして得られた成果物は、ポートフォリオに掲載する架空のケーススタディとして活用できる。
2. ChatGPTを活用してバイブコーディングのスキルを学ぶ
ChatGPTを活用してバイブコーディングのスキルを練習し、職務経歴書に記載できる実際のプロジェクトのポートフォリオを構築する、という方法もある。
これらのプロジェクトが必ずしも商業的に成功している必要はない。しかし、ビジネス目標や制約、ブリーフを考慮し、その課題を解決するソリューションを開発したという思考プロセスを示すことで、採用担当者にとってあなたのバイブコーディングのスキルはより魅力的なものに映るだろう。
コードの記述やデバッグを含むプログラミング作業にはChatGPT Codexが適している。複数段階の成果物や多様な難易度に対応するには、ChatGPT WorkやAstraが有用だ。
私自身の経験では、例えば「Lovable」のようなバイブコーディングツールを使用する際、作成したいものをまずChatGPTに伝え、バイブコーディングアプリに入力するための適切なプロンプト(指示文)を出してもらうことにより、コーディング用のクレジットを節約し、長持ちさせることができた。構成がしっかりと整うため、やり直しの手間を省けたのだ。


