旅

2026.10.30 11:30

5つ星ホテルの次なる競争軸は? アジアの台頭と体験価値の進化

ビルトの創業者兼CEOアンクール・ジェイン氏(左)と、フォーブス・トラベル・ガイド会長ジェフ・アーノルド氏(右)。

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さて、「ザ・サミット」は招待制で、ホスピタリティ業界のジェネラル・マネージャー以上かコーポレートオフィスレベルのリーダーなどが参加する。2026年は68回目のスターアワードとなり、65カ国以上から約900人が集まった。商談だけでなく、エンターテインメント、ガラ、交流、記憶に残る体験を重視した「ホスピタリティのプロによるホスピタリティのプロのため」の充実した3日間だ。

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開催地となったモナコは、個人所得税がないことから、多くの富裕層が暮らす国。住民の4割以上がミリオネア、22人に1人が純資産3000万ドル以上の超富裕層となっている。

会期中には様々なイベントが行われるが、特にモナコらしく絢爛豪華だったのが「オールスターパーティー」と「ザ・ガラ」で、ホスピタリティ業界のトップ同士のコミュニケーションを図るために開催された。

オテルドパリでのイベントの様子
オテルドパリでのイベントの様子

招待者のみが参加できる「オールスターパーティー」はモナコを代表するラグジュアリーホテル、「オテル・ド・パリ・モンテカルロ」で行われ、1864年の開業以来初という全館貸切という大規模なもの。

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また、国際会議場「モンテカルロ・スポーティング」で行われたガラディナーには、ともに世界最多、18のミシュランの星に輝くアラン・デュカスシェフ、ヤニック・アレノシェフなど、モナコに店を持つトップシェフ4人が集結。ディナーを楽しみながら、華やかなステージを鑑賞するというガラで、今も変わらぬモナコらしい格式の高さとエレガンスを感じるひとときとなった。

この華やかな舞台は、フォーブス・トラベルガイドが選ぶ、ラグジュアリーホスピタリティ業界の功労者、革新者を称える場でもあった。

その中でも印象的だったのが、既存のラグジュアリーの常識を覆すホテル、リゾート、クルーズ体験の格付け「エッジリスト」に入ったホテルを代表する「エッジリスト・プロパティー・オブ・ザ・イヤー」として、日本人の細谷真規ジェネラルマネージャーが率いるバリ島の「マンダパ」が受賞したことだ。

細谷氏(右から2人目)提供
細谷氏(右から2人目)

壇上で細谷氏は、世界7大陸の最高峰を踏破した冒険家ヨハン・エルンストから盾を受け取り次のように語った。

「まずはバリを世界に誇る素晴らしい場所にしている、全てのバリの人々、コミュニティに感謝したいです。マリオットグループで働き20年になりますが、私が抱き続けてきた一つの夢は、マンダパのジェネラルマネージャーになることで、22年にその夢を叶えることができました。そしてもう一つ、マンダパを世界一のホテルにするという夢。皆さんに選んでいただき、それも叶えることができました」

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文・写真=仲山今日子

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