反対に、現在就活中または就活休止中の人のなかには、28卒枠に乗り換える、つまり卒業を来年度に延ばして就活浪人の準備を進めている人と検討している人が42.8%もいることがわかった。これにはなかなか悲壮感がある。

「内定ブルー」に苦しむ人が約6割
内々定をもらって就活を終えても、手放しで喜べないのが今の就活だ。内々定が出た人で、内々定をもらったがゆえにメンタルが不安定になる、いわゆる「内定ブルー」を現在感じている人は44.0%。過去に経験した人は17.6%。6割を超える人が経験している。

そうなったきっかけは、友人など周囲の人の内定先または進捗を知って引け目を感じたことや、内定承諾書の提出などで入社がリアルに迫っていることを感じたり、内定先企業のネガティブな評判や噂を目にした、内々定が出てから企業からのフォローが途絶えた、などといった要因が挙げられた。
喜んで入社してもらうために企業にできること
キャリアチケット事業本部本部長の手賀亮汰氏は、企業は単に選考プロセスを進めるだけでなく「学生の不安に寄り添う誠実なコミュニケーションを重ねることが、内定ブルーの軽減や納得感のある入社へとつながっていく」と話す。内々定後のフォローがいかに大切かが、内々定が出ても就活を止められない、また就職先を絞り込めない学生が多いことからもわかる。内々定をもらって入社を楽しみにしてもらえるよう、企業はフォローをしっかり行う必要があるだろう。
また、就活浪人問題に関しては、現時点で採用者が予定数に達していない企業は、「翌年卒枠を視野に入れ始めた層の存在に着目し、秋以降の採用枠の設置や再チャレンジを歓迎する選考ルートの用意など、アプローチ手法を柔軟に見直すことが、これまで接触できていなかった学生との接点を広げる有効な手段」になるとのことだ。
出典:キャリアチケット就職 内定式直前、27卒の4割超が「内定ブルー」複数社の内定式参加を予定する声も


