Google フォトとOneDriveでは保存容量と同期方法が異なる
無料で使える保存容量は、Google アカウントが15GB、OneDriveが5GBで、Google アカウントのほうが大きい。Google アカウントの無料容量がOneDriveより多いことは、多くの利用者にとって利点になるだろう。ただし、Google アカウントの15GBはGoogle フォト専用ではなく、GmailやGoogle ドライブと共用する。Google フォトには「保存容量の節約画質」があるが、OneDriveにはない。ギャラリーからGoogle フォトへ同期する場合も「保存容量の節約画質」は利用できず、写真や動画は常に元の画質でバックアップされる。
既存のGoogle フォト利用者には不利な点もある。ギャラリー経由でバックアップした写真や動画は、Google フォトの検索結果や「思い出」、ハイライトには表示されない。同期方式にも差があり、Google フォトとの新しい連携は現在のOneDrive連携と同じ双方向同期だ。OneDriveアプリの「カメラ バックアップ」はアップロード専用で、クラウド側で加えた変更を端末へ同期しない。
プライベートアルバムとセキュリティフォルダではクラウド側の扱いが異なる
写真を非表示・保護する領域へ移した場合も、ギャラリーとGoogle フォトでは扱いが異なる。バックアップ済みの写真をギャラリーの「プライベートアルバム」へ移すと、確認後にGoogle フォトにあるコピーはゴミ箱を経由せず完全に削除される。写真を「セキュリティフォルダ」へ移した場合は端末側の写真だけが移動し、Google フォトのクラウドコピーは残る。クラウド側からも消したい場合は、利用者が手動で削除する必要がある。
OneDriveに保存済みの写真や動画はGoogle フォトへ移さなくてもよい
2026年9月30日以降に影響を受けるのは新しく撮影する写真や動画のバックアップで、OneDriveに保存済みの写真や動画をGoogle フォトへ移す必要はない。ただし、アップルのiCloudには、写真や動画のコピーをGoogle フォトへ直接転送する機能があるが、OneDriveにはクラウド間の直接転送機能がない。移行する場合は、写真や動画をいったんダウンロードしてGoogle フォトへ再アップロードするか、第三者のクラウド転送サービスを利用する必要がある。
Google フォトとの双方向同期では片方で削除するともう片方からも消える
Google フォト連携は双方向同期のため、削除操作にも注意が必要だ。ギャラリーで同期済みの写真をゴミ箱へ移すと、Google フォト側のバックアップも削除される。ただし、ギャラリーに同じ写真のコピーが複数ある場合は、1枚だけを削除してもGoogle フォト側のコピーは残る。ギャラリーにある同じ写真のコピーをすべて削除すると、Google フォト側のコピーも削除される。
逆に、Google フォトのアプリやウェブ版で同期済みの写真や動画を削除すると、ギャラリーからも削除される。削除した写真や動画は最長30日間復元できるが、その後は完全に削除される。クラウド上のバックアップを残したまま端末の空き容量を増やしたい場合は、Google フォトの「デバイスの空き容量を増やす」機能を使う。


